念雨
突然の豪雨
誰かの念が
宇宙に届いて
涙も流せない私たちを
変わりに
洗い流してくれてる様な
雨と同時に
妙に穏やかな気持ちになった
今日は雨が降る前触れで
頭痛と倦怠感で3時位から何も出来なかった
たまにある
気のせいかもしれないけれど
エネルギーを全部何かに吸い込まれてるのじゃないか
と言う無気力感
全ては自分の心もちだとも思うけれど
小さい頃
とにかく身体が弱く
扁桃腺肥大もあり毎度40度超えの
高熱を出して
その度に悪夢や金縛りに魘されたり
幻覚を見ていたらしい
生き霊や何かの念に
取り憑かれたかのように
それがただ身体が弱かっただけ
だと思うが
親戚の一人に霊感が強くある有名な宗派の
霊媒師的な事をしてるおばさんがいた
(その人は自分では霊媒師とは言っていない)
とても口数は少なくけれど
眼力があり
存在感がある方だった
お正月など家に遊びに来る時
私は毎回ニ〜三体位の霊に取り憑かれているらしく
霊媒してくれた
子どもながらにその人がとても怖かった
けれど嘘のように悪夢を見なくなったり
肩や頭の重いのがとれたりした
全ては気のせいかもしれないし
もしかしたら
マインドコントロールのように
そう思いざるを得なかったかも知れないし
よく解らない
けれど
近くの稲荷様にお願いをしたまま忘れている事があるなど
挨拶に行くと気持ちや身体がすっきりしていたり
他に不思議な体験を沢山した
小さな頃なので記憶は曖昧だけれど
そして口数は少ないが
その人が
私は取り憑かれやすいから大きくなるにつれて
きっと其れを跳ね除ける力が自然とつく
と言われた
当時
其れ等の意味があまり理解出来なかったけれど
現実と空想の曖昧な
瞬間にふと
そういう世界もあるのかも知れない
と考えたりする
それは昨年のお正月に
そこには無いはずの気配を強く感じて
久々に
白くもやがかった何かを観た
気配を感じる事は多々あっても
しっかりと肉眼で
そう言ったものを観るのは何年か振りだった
怖い感じはしなかった
身内の誰かの念だと直ぐに感じたら
虫の知らせだった事がある
不思議に思う気持ちの反面
それらは
特別な事ではなくて
昔からきっと
そう言う事で
私たちはそれを忘れてはいけないな
とも思ったりする
今日は日本画を描く
膠を鍋で湯煎している
獣の匂いが部屋にする
急な豪雨の雨の匂いと入り混じる
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