#130 「知ることが大切である」ことを学ぶ学校教育を目指して
世界のある村では
そこに暮らしている住民全員
泳ぐことができないそうです
それは
その村の近くにある大きな湖には「魔物」が住み、人間を食べるという言い伝えが今でも信じられているから
住民はその「魔物」を恐れ、船あるいは筏を用いない限り水の中には入りません
彼らがもし船や筏から落ちてしまえば、彼らは泳ぐことができず溺れて死んでしまいます
すると住民は
湖に住んでいる魔物が人を食うことを信じるのです
世の中には
私たちが知らないものに満ち溢れています
私たちは知らないものに恐怖を抱き、否定し、拒絶し、攻撃をするのです
私たちは自分の恐怖を正当化するために様々な言葉を用います
社会通念、当たり前、常識、何かいや、生理的に無理
でもそれは単に
自分が無知であることを曝け出しているだけなのかもしれません
今の学校という場が児童・生徒の「知る」支援をどこまでしているのでしょうか?