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読んだ本のいい言葉まとめ

「楽しく生きる年収300万円時代!!」
 (監修・森永卓郎、作画・横山アキラ、原作・福地誠)
という本を読みました。
構成はマンガになっていてとても読みやすく、また勉強にもなりました。

題名につられて買った本なのですが、とても良かったです。
いいなと思う言葉がたくさんあったので、まとめます(^^)/

・既成概念にとらわれず目先の問題に焦らない。
・職場の成績、収入の大小、世間体、そういったものにこだわるより考え方や工夫次第で幸せに生きる方法はいくらでもある。
・できそうなことから少しづつ。いい感じの力の抜け具合で。
・今も未来も自分次第。のんびりやっていこう。
・夢の300万ライフを送れるかはわからない。
 人生には思いもよらない出来事がつきもの。
 私たちにできることは歩み続けることだけ。
 地に足をつけ、顔を上げ、前を向いて。

20年前に出版された本なのですが、伝えている考え方は20年前と思えないほど今の私にとって必要な考え方であったので驚きました。

あと、経済のことを大きな視点で見ることも学びました。
20年前、日本は景気低迷の真っただ中でした。
日本の景気はなぜ回復しないのか、その答えを本書では一言で表しています。
「デフレ支持一族の陰謀」
怖い言い方ですが実際にそういう一族がいるわけでも、陰謀論的なことでもなく、おそらく読者をひきつけるためにこういう言い方をしています。
デフレによって得をする会社、お金持ちたちがデフレを支持しているのだと言います。
当時は新聞社もデフレを支持していたため、このような情報が新聞にも載らなかったようです。

初めて知ったことなのですが、デフレには2種類あります
・資産デフレ:土地や株の値段が下がること
・一般デフレ:モノの値段が下がること
当時の日本で起きていたのは資産デフレだったようです。
土地や株、会社など資産の価値が下がり、反対に現金の価値が上がった。
だから現金を持っているお金持ちたちは安い値段で資産を買うことができた。
当時が日本の買い時で、外貨による日本買い(会社も土地も)が活発化していた。

外国の会社が得をするだけでなく、国内でもお金持ちの数は増えていました。不況にもかかわらず。
このときは資産を持っているお金持ちではなく、現金を持っているお金持ちが得をしていました。
このような会社や富裕層がデフレを支持し、当時はデフレが進めば進むほどお金持ちと貧乏人に二極化された。

また会社や個人だけでなく、政治家と政府も景気回復を妨害していたといいます。
政府はアメリカ型社会への構造改革をしたかった。
アメリカ型のグローバリズムを推し進め、金持ちと貧乏人しかいない世の中にしたかった。
(極端な言い方をしているかもしれません。本当にそういう意図があったのか、そういう見方ができただけなのか。)

こんな感じで大きな視点で考えると見方が変わり、面白いなと思いました。
ここで日本政府、アメリカ政府を批判しようとも思いましたが、私は小心者なので書けませんでした。
私は軸がブレブレなのですが、日本政府は軸を強く持ってほしいと思います。

このように景気の先を考えるとユーウツになりますが、そう悲観することもないそうです。
要は生き方の方向性の問題、気の持ち様だと言います。
それが本書のタイトル「楽しく生きる年収300万円時代」につながり、
冒頭の私がいいなと思った言葉たちにつながります。

政府に媚びるわけではないのですが、アメリカ型のグローバリズムにはいい面もたくさんあると思うので、どんどん取り入れてほしいです。(すいません。今も政府が推進しているかはわからないです)

話は少し変わりますが、個人が成長、成功するにはその人の得意分野、強みを伸ばすのがいいと聞きました。
それと似たように社会でも、能力や力を持った人をどんどん伸ばしていき、起業家や投資家などには存分に活躍してもらい、それを社会全体に還元してほしいです。

私もそんな風に社会で活躍してみたいなと思うので、頑張ります。
それが出来なくても、その時はのんびり楽しく年収300万ライフを送りたいです(^^)

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