”卒業”

一つ　私は学び舎を旅立った。
この３年間は、機械文明が発展し人々の活動が活発化して以来経験することの出来ないもので、新たに歴史として刻まれるものだった。

封鎖の公園の桜、誰に見られずとも咲き
頼りなさげなマスク越しの規模縮小 入学式
休校、出席停止、行事中止
あれから３年経ったのだ。

ようやく制限というものが様々な意味で地道に解放されていくのを身に感じた。同時に人々も元から旅立ち個々の道へ歩み出しているのも感じた。

完全に離れていく者もいれば、心の中だけは共に歩み続けようと思う者など様々だろう。今世も、そして来世も人との繋がりを続けるためには

常に行動を自発的に行う事である。

それが最も

大切な人を愛し続ける

確かな方法であるのだ。

今、行動を起こす時

現世を生きる者よ

歩きたまえ。