未来への物語
人と動物が楽しく会話し、共に輪廻しながら生活する世界。植物はそれぞれ思い思いに繁茂し、過去と現在と異界が渾然一体となりながらも、皆が伸びやかに送る日々。
小説「f植物園の巣穴」の世界を自分の中に取り入れると、いつもより植物がおしゃべりに見えてくる。
いつか足元をすべらせて、その巣穴に落ちてみたい。
途切れそうな、あるいは断ち切りたい過去の記憶を、ひとりでたどるのは困難を極める。動物と植物と異界たちがユーモラスに生きる横糸を織り成すことで、もう細くなっている連想の縦糸をたどる助けになり、同時に過去の記憶も整っていく。
過去は常に一緒に現在を生きている。
今、過去の記憶を整えれば、いつでも過去を整えることができる。未来につなぐ物語に沿って整えることも、いつでもできる。
いただいた資金は、誰かに会ったり見ることに使わせていただき、その景色をnoteで公開します。