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ONAFES2017の思ひ出

福島県小名浜のフェスONAFESに去年初めて行ってきまして。

これがあまりにも独特すぎるフェスだったので、県外にはろくに知られてないようなマイナーフェスのままにしておくには惜しいと考え、思い出しつつ書いてみることにします。

ちなみにONAFESでぐぐると同名のなんかエッチな感じのイベントが出てきてしまいますが、フェスのサイトはこちらです→ONA FES

・海を見下ろす山の上…初日

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宿の駐車場に着き、お酒飲むつもりなので小名浜の美しい海を見ながら徒歩で会場を目指し…トンネルを抜けるとそこは会場へ続く山道だった。

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一応トレッキングシューズ履いてきてよかった…と思いつつ、途中クモの巣まみれになりながらも山の上の会場へ。

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椅子のある会場なので朝ごはんに買ったローストビーフをつまみつつ、冷えたビールが山登りをしてきた体に沁みる。

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小規模かつ混雑もない非常にまったりしたフェスが始まった。

とうほぐにいくつかある、こういう小さなフェスが私は大好きで。

荒吐のような大きいフェスももちろん楽しいけど、田舎の縁日みたいな空気がとても楽しい。(おばさんなので)

大きい駐車場があってお酒飲まないならそのまま安全に直行直帰できるためか、フェス装備のライブキッズ的な人も多いけどパリピも結構いて新鮮。

出演バンドは私はほぼ初見だったため楽しく聴いていたけど、まあとにかくわんぱくぶりを発揮するバンドマンの多いこと。(特に初日)

ステージ上から虎柄ポールを投げつけ、フロアを走り回っては客の折りたたみ椅子を奪い、そのへんにいる子供とふれ合うなどもはや歌ってすらいない。

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あれ?私四星球見に来たんだっけ?

極めつけはFIVE NO RISK。

ボーカルの鉄平さんがTシャツにパンツ一丁で出て来たかと思うとステージ右の山へ飛び込み。

しばし山中へ分け入ったかと思うとクモの巣まみれで戻ってきて、間髪入れず左側の山へ猛ダッシュ。

またもクモの巣と傷だらけになって戻ってきたと思ったらダイブして、そのまま受付の方にリフトされて運ばれていくというあまりにパンクすぎる展開に。

もうこの人達が優勝でいいよ。と思うくらいのエンジョイっぷり。

全体的にバンドマンが童心に帰りすぎていて腹筋引きつるくらい笑い転げてしまった。

そんなカオスな一日が終わり、宿に戻って風呂入ってさあ飲みに行くか!

と張り切って出かけたものの飲食店が軒並み閉まっている。

…嘘だろー小名浜港が見える場所だから魚めちゃくちゃ楽しみにしてたのにー…。

楽しかったけどフェス飯が全体的に残念な感じだったから余計に凹んだ。

近くの中華屋は開いていたからそこで妥協してもよかったかもしれないけど、ショックがでかすぎてそのまま宿でビールキメて就寝。

・魚ください…二日目

今度こそ魚にありつきたい一心で早起きした私は小名浜の海辺へ繰り出す。

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大丈夫、漁師さんたちも利用する食堂だから朝6時からやってるって食べログに書いてあった 。

美しい海を見ながら散歩がてら徒歩15分ほどの食堂へ…着いたところ閉まってる。

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ええ…(困惑)

そういえば今日は日曜だった…漁師さんたちが休みなら店も休みなのかもしれない。

トボトボと帰ろうとしたら開いている食堂が!

助かった!と入ってみたら「日曜だから食材は9時くらいに入るんですよ」とのこと。

待ってたらフェスに間に合わないので何も食べられず再び徒歩で宿へ。

散歩しようとか思わず車で来たらよかった…。

何も食べられなかった上に微妙に汗までかいてしまったので風呂に入ってから身支度をして会場へ。

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waterweedのメンバーさんいたら差し入れでも渡そうと思い、物販のあるステージ裏へ行ったところ即座に大賀さんに遭遇。

前日は北海道のフェス活性の火に出演して今日は福島。

お疲れさまです。

大賀さんがカレーを持って手がふさがっていたため次に遭遇したこいちゃんに差し入れを渡す。

例によって盛岡に来てくださいって書いてある。日々の積み重ね大事。

その後、私もカレー食べながら出演バンドを見つつまったりしていたところステージ脇からひろしさんが歩いてきたので挨拶しよう…と思ったらすぐに数人の男の子たちに囲まれていた。

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ふぐすまではこんなに人気あるのか…岩手には来てくれないのに…と少し遠い目になるも人気がある様子を見られたのは嬉しかった。

今日もまた大はしゃぎするバンドマン続出でフロアの客に絡んでどこかへ走り去るわ、なぜかステージ下の地べたにギターを置いて去っていったり、猛ダッシュしていったと思ったらなぜか流血してステージに戻ってくるなど田舎の夏休みを満喫する男児と化していた。

・小名浜の夜空を揺るがす音

そうこうしているうちに楽しい時間はあっという間に過ぎ、気づけばリストバンドもボロボロになった頃。

トリ前のwaterweedのセッティングが始まる。

涼しくなった夏の夜、ライブが始まるのがあまりにも楽しみすぎて準備運動していたら後ろの女の子たちが「怖いから少し離れていよう」と脇に行ってしまった。

あからさまにサークルモッシュに備えててすみませんでした…。

本番ではやらなかったけどリハのAshesでワクワクが頂点に達したところで、ついにライブが始まる。

Only for usからもうテンションがブチ上がり、朝からずっと屋外にいたのに疲れも速攻で消える。

なんだこれはシャブか。

Monologueで待ってましたとばかりに全力疾走するキッズたち。さっきまで酔っぱらってたじゃないか。

その元気はどこから来たのか、間違いなく前方のステージから放たれてるヤバいやつだろう。

人が少ないフェスでステージ前もそんなに埋まっていないのにダイバーが出る。下はコンクリ。

受け止める方も必死になる。

Still awakeでもうアホのように盛り上がり、夏空を割るほどの咆哮と熱気とたくさんの笑顔はそのまま最後のBeyond the oceanまで。

トリの地元バンドまで勢いは終わらず、アホたちは全力で暴れ尽くしてONAFESが終わった。

帰り際、物販近くにいたひろしさんにすごく楽しかった旨を伝えて、来年も来たいなぁなんて思いながら山道を降りる。

魚が諦めきれず、どこかで魚が食べれる店がないかなあとウロウロしてみたものの焼き肉屋の匂いに負けてホルモンつまみながらビールキメました。

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おいしかったです。

翌朝、宿を出てからようやく営業している食堂へ行って海鮮丼にありつけたときはめちゃくちゃ嬉しくてハイパー美味しかったです。

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セットリスト

Only for us

Monologue

The rotten circle

Still awake

Boling talk

Revelation

Four of forces

Beyond the ocean


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