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ふたりはプリキュア(無印)神回と呼ばれる42話について
noteを毎日更新すると一昨日言ったな。
あれは嘘だ。
たまに力を溜めるターンがあるので更新をお休みする日がある。
それが偶然昨日だっただけだ。
・・・今は反省している。
今日は俺の魂のアニメ、ふたりはプリキュアについて書いておこうと思う。
15歳の若き俺がオタクの道に足を踏み入れるきっかけとなった記念すべきアニメだ。
まさか知らない人はいねーとは思うが、一応あらすじを書いておく。
中学2年生の美墨なぎさと雪城ほのかは、同じクラスでありながらほぼ接点のない関係だったが、ある日伝説の戦士プリキュアに選ばれ、敵と戦いつつ絆を育んでいくのである。
俺はこのアニメで、
「女の子がバチバチの肉弾バトルをする」
「女の子同士がラブラブいちゃいちゃする」
この2点の素晴らしさに気づかされた。
今の俺(35さい)の礎となっている最強の作品だ。
プリキュア20周年おめでとうございます!!!!
俺も年をとったものだ。
さて、そのふたりはプリキュアの中でも屈指の神回といえば8話、または42話だ。
8話「プリキュア解散!ぶっちゃけ早すぎ!?」を推す人が多いのはわかる。
なぎさとほのかが大喧嘩を経てようやく心を通わせ、「友達」になる。今見ても泣けるし百合の教科書に載せるべきだとも思う。
しかし、42話「ふたりはひとつ!なぎさとほのか最強の絆!」は熱い百合要素とバトル要素、2つが合わさりさいきょうにみえる。
尊さのマーブルスクリューだ。
なので俺は、この回を初代最高の神回と位置づけ、20年間信仰を続けているのである。
そこで今回、東映アニメチャンネルのサブスクに課金(380円)し、あらためて第42話「ふたりはひとつ!なぎさとほのか最強の絆!」を見直してみた。
ああ、もうこのサブタイトルの時点で心が燃え上がるのを感じる。
当時、雑誌の早バレか何かで先行してタイトルだけ知り、指折り数えて放送日を待ったのを覚えている。
・・・そして見終わった結果、
ふぅ、
ああ、
いいじゃねえか、
これだよこれ!
さいっこうだぜ!
なあ!
まるで劇場版を見終わったかのような満足感に包まれ、今このnoteを勢いのまま書いているというわけだ。
「ふたりはひとつ!なぎさとほのか最強の絆!」(何度でも言うぞ。このサブタイは最高だからな。)
この話では、敵の幹部がボスに反旗を翻すとかなんか重要そうなことをうだうだ言っていたりするが、そんなことはもうどうでもいい。
ざっとあらすじるとこうだ!
①プロローグ。なぎさ「私の一番大事なものって、なんだろう」
②ほのか(キュアホワイト)が敵にさらわれる!
③なぎさ(キュアブラック)が必死に探すが、なかなか見つからない!
④敵「お前も闇に飲まれるのだ!」
⑤なぎさ「それって・・・ほのかのこと言ってんの!?ほのかのこと言ってんの!?うあああーっ!!!!」
⑥ほのか「なぎさーっ!!!!」
⑦なぎさのブチギレ超闘!ここの啖呵もいいので後述!
⑧なぎさとほのか、再会!なぎさ号泣!
⑨2人揃ったプリキュアは無敵だ!バッチバチ限界バトル!プリキュアレインボーストーム!吹き飛べ!
⑩エピローグ。なぎさ「私の一番大事なもの、それは・・・」
・・・大体伝わっただろうか。伝わったと信じて論を先に進めるとする。
見所としてはまず①のプロローグ。
ほのかが渾身のギャグを放って滑り、なぎさがフォローするシーンが挙げられる。
ほのか「ハ、ハズしたかな・・・?」
なぎさ「わ、私は面白いと思ったよ!がんばったもんね!」
ほのか「・・・いじわるぅ」
↑くっそ可愛い!可愛いんだよ!
あっあっ、この会話だけで百合成分の過剰摂取で死んでしまう!
次に、③の、キュアブラック(なぎさ)が単身でほのかを探すシーン。
いくら探しても見つからず、探しつかれて体育座りでへたりこむのだ。
そしてぼんやりとメップル(マスコットキャラクター)と「しりとり」をする。
なぎさ「・・・「ぽ」、「ぽ」・・・」
メップル「・・・「ほ」でもいいメポ」
なぎさ「「ほ」・・・そうだ、「ほのか」・・・!!!」
細かい話なのだが、プリキュアは通常、変身後はお互いをプリキュア名「ブラック」「ホワイト」で呼び合う。
それを突然の「ほのか」呼びにドキリ!とさせられるのだ。
一人になり、プリキュアとしてのメッキが剥げて、なぎさの必死さと不安が視聴者に伝わるいいシーンである。
④~⑥のシーンについてはもう見て!
違法視聴でもいいからyoutubeでもニコニコででも見て!
なぎさの泣きべそ表情からの、
「ほのかのこと言ってんのー!うああああああ!!!!」
絶望に屈しようとする直前、激しい怒りによって気合一閃!咆哮するキュアブラック!
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その瞬間、闇の中のホワイトに届く叫び声!
「なぎさー!!!!!」
通じ合う2人!
もろちんドラゴンボールのパロディなんだろーとは思うが、超サイヤ人覚醒にも負けず劣らないカタルシスである。
そして⑦!
敵からの精神攻撃を受けるキュアブラック。
「お前は一人では何もできない」
「ばらばらでは無力」
「必死に探すのはただ自分を安心させたいためなのだ」
しかし・・・
しかし・・・
それが、どうした!
なぎさ「独りじゃ何も出来ないって?
そんなの当たり前じゃない。
私が私のためにほのか探してどこが悪いの?
自分を大切にして何がいけないのよ。
独りじゃ何もできなくったって、私にできることはたくさんあるんだから!
そんな当たり前の事の、何がいけないのよ!!!!!」
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敵の主張を受け入れ、自分の弱さを受け入れ、
しかしそれでも、それの何が悪いと、力技で開き直る!!!!
これだ!
これが俺たちのキュアブラック、美墨なぎさなんだ!!!!!!!
「そこを・・・どけぇーーーー!!!!!!」
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心の迷いは晴れた、無理やり晴らした!
後はほのかに向かって直進するのみだ!
キック、キック、挙句にキックだ!
敵のキックすら利用して、反動で超キックだ!!!!
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多少荒い作画だが、この動きの代償なら安いもんだぜ!
いっけぇ、なぎさーっ!!!!!
ほのかを包む闇を物理で破壊して⑧。
ようやく再会したなぎさとほのか。
普通、助けられる側が泣くもんだが、ここで緊張の糸が切れたのか、先ほどまでクッソ漢らしいバトルを見せていたなぎさが号泣する。
なぎさ「ほのかーっ!!!会いたかったよーっ!!!」
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その後の、
ほのか「・・・よしよし♡」
なぎさ「っ、よしよしじゃなーい!!!!!」
まで含めてラブラブしていて最高この上ない。
スカイハイフライ、視聴者の心が天高く羽ばたいて最上よりも高く♪だ。
畳み掛ける⑨の限界バトル!
プリキュアレインボーブレスの力込みとはいえ、敵幹部を力・技共に圧倒するプリキュア!
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ブラックの超・超連続キックに、ジュナは防戦一方だ!
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レギーネの投げを逆手に取り、ホワイトの逆回転投げが炸裂だーっ!!!
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何度も言うが、バトルシーンだけは今すぐ違法視聴してくれ。いつもの必殺技バンクも、力が入るぜ!
ホワイト「希望の力よ!光の意思よ!」
ブラック「未来へ向かって、突き進め!」
ブラック(グッ!)
ホワイト(バッ!)
ふたり「プリキュア・レインボー・ストーム!!!!!」
光の中に消え去れ!!!
最後に、敵を撃退して戦い終わった⑩。
ここでなぎさは、今回の戦いを通して理解した重要なことを言う。
なぎさ「私の一番大事なもの、それは、私自身だなって。
大事な人を想う、私自身の気持ちだって」
それを聞いて、ほのかは優しく笑うのだった。
この考え方は、今の俺にも大きく影響を与えている。
そうだよな、当たり前のことだけど、自分の気持ちが一番大事だよな!
最後になぎさが叫ぶ
「自分でなるべくがんばるぞー!」
も彼女らしくて非常に好ましい。なるべく、が良いのだ。
気づけば今日もこんなにだらだらと書いてしまった。
最後に、ふたりはプリキュアのキャラソンアルバムに入っている
「木枯らしのding dong」
を意味もなく引用して終わりにしよう。
ほら 遠くで聞こえるよ♪
二人の祝福のベル♪
空耳だってまあいっか♪
きっときっと本当になる♪
・・・これ、結婚ソングですよな?
(20年間主張を続けている)
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