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子育てジェンダーギャップを埋める希望!新たな課題も?

子育て中の皆さんのご家庭では、「パパ育児」の状況はいかがでしょうか?

2022年4月から男性の育児休暇が取りやすくなる育児・介護休業法が施行されました。10月からは「産後パパ育休」が本格的に導入されます。

出典:育児・介護休業法改正ポイントのご案内

「男性育休」そもそもなぜ必要?

男女の「仕事と育児の両立」を支援するためです。「積極的に子育てに関わりたい」という男性の希望を実現できる環境を整えることで、パートナーである女性側に偏りがちな育児や家事などの負担を夫婦で分かち合うことでき、継続就業の促進や働き方改革にもつながります。また男性の育休取得が増えることは、ジェンダーギャップを埋める最適な手段のひとつと考えられます。

参考資料
男性の育児休業の取得状況と 取得促進のための取組について

男性の育児参加による新たな課題

男性の育児参加が増加することで、働き方改革やジェンダーギャップを埋めることにつながるなど、男性の育休取得の普及はさまざまな問題を解決するための希望となります。しかし、その裏で「育児と仕事の両立」に悩み、うつ状態に陥る男性がいることはあまり知られていません。

一方「女性の産後うつ」は、予防や解決に導くサービスとして、研究段階のものや既存のサービスが「女性の産後うつ」向けに開発されているものがいくつか存在します。しかし、「男性の産後うつ」に対するサービスは残念ながら見つけることができませんでした。

見過ごされてきた「父親の産後うつ」をケアしていくことも今後の課題といわれています。女性のみならず「男性の産後うつ」に対しても理解を深めることで新たな課題解決につながると推測されます。

参考
父親の産前・産後のうつの実態とその支援 (出典:医学書院医学会新聞)
パパだって、つらいんです(出典:NHK政治マガジン)

育休中のトラブルを回避するようなサービス

近年注目されているのが、「パパ向け育児支援アプリ」です。男性の育児参加や産後うつの増加に伴い、父親向けの育児支援のニーズも高まっています。産後だけではなく、妊娠・出産の時期から必要な知識が得られるアプリを活用することで、男性の育児支援につながるかもしれません。「パパ向け育児支援アプリ」については、次回の記事でご紹介したいと思います。

まとめ

育児支援は「女性向け」のみならず、男性政策や父親の支援など双方支援を充実することが重要だと思います。男女関係なく育児に取り組める時代を実現することで、子育てジェンダーギャップを埋めることができるのではないでしょうか。ジェンダーテックの分野で、そのような時代を実現できるサービスが生まれるといいですね。

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