【今日は何の日?】 国際トランスジェンダー認知の日
3月31日は「国際トランスジェンダー認知の日」ですが、皆さんご存知でしたか?
「国際トランスジェンダー認知の日」とは?
「トランスジェンダー」とは、身体的性別と性自認が異なる人々の総称です。セクシャルマイノリティを表す総称として、「LGBT」がありますが、「T」がトランスジェンダー(Transgender)の頭文字になります。
国際トランスジェンダー認知の日
(英語: International Transgender Day of Visibility)
トランスジェンダーの人たちを祝い、世界中のトランスジェンダーの人たちが直面している差別の現状の認知度を上げる(英語版)ための記念日。国際トランスジェンダー可視化の日と表記されることもある。
Wikipedia 国際トランスジェンダーの日
「国際トランスジェンダー認知の日」が創設されるまで、トランスジェンダーのための祝日は、トランスジェンダーに対する嫌悪を理由に殺害されたリタ・ヘスターを弔うための「トランスジェンダー追悼の日」しかなかったことから、トランスジェンダーの人々を歓迎し、祝福するための記念日として、この記念日が生まれました。
また、性同一性障害と混同されることも多いですが、違いがありますのでご注意を。そのお話しは、また別の回でご紹介しますね。
さて、今回は「国際トランスジェンダー認知の日」に関連するジェンダーテックについても、ご紹介しようと思います。
LGBTへのアンコンシャスバイアス、測ってみませんか?
2021年の9月、認定NPO法人ReBit から、セクシャルマイノリティに関するアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)を数値化・可視化できるテストツールがリリースされました。
本テストツールは、 心理学の分野で開発された手法である Implicit Association(潜在的連合テスト) を活用したプログラム「UB-Finder」がベースになっています。このプログラムは、特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会(JBFA)が、人が障がいや障がい者に対して無意識に持つ偏見を数値化・可視化するために開発したものでした。
そんな「UB-Finder」による無意識バイアスの数値化対象を、障がいではなく、セクシャルマイノリティに置き換えたものが、下記のUB-Finderです。
▼バイアスを測ってみる▼
https://www.ub-finder.org/custom_iats/hyotDQEgprYKdAxYrHbeLwWy/
画面に表示される単語をなるべく早く、直感的に分類していくことで、自身の潜在的なバイアスを明らかにするというものです。
自身のセクシャルマイノリティに対するアンコンシャスバイアスを知ることはもちろん、数多くのデータが集まることで、多様な性に対する社会の理解を促進するものとなるでしょう。ぜひ活用が広がって欲しいですね。
特定非営利活動法人ReBit(りびっと)
https://rebitlgbt.org/
UB-Finder
https://www.ub-finder.org/