マニュアル化の必要性について
こんばんは。
(株)一歩舎代表の山田です。
弊社は本日まで夏季休業でした。
が私は昨日より仕事を始めておりました。
普段連休がほぼないので
長期休暇を少し不安になります、、
精神安定剤的に本日より仕事を始めております。
さて、本日はマニュアル化の必要性について
コラムを執筆しようと思います。
結論、とっても必要!!!
なのですが、
特に建築業界は必要ですし、
自社職人さんを抱える施工店さん含めて
積極的に取り入れるべきで
感覚で仕事をするのはやめるべきです。
マニュアルが必要な理由
事故防止(職人さん向け)
品質の平準化(施工管理向け)
マネジメントの効率化(施工管理向け)
細かく書くともう少しありますが
今回はこちらの3点に焦点を当ててみます。
1.事故防止(職人さん向け)
私は20代前半の時に電気・土木の職人経験があります。
その会社での指導方法は特にマニュアルがなく、
「先輩を見て覚える」スタイルでした。
(今思えば非常に非効率でした、、)
この見て覚えるスタイルのデメリットは
「作業目的がわからない」
「人によってやり方が違う為正解がわからない」等ありますが、
1番のデメリットは
「危険性を覚えることが出来ない。」コトです。
様々な工具、電動工具を利用する為
作業の危険を認識しないまま「見て覚える」は
事故やケガのリスクが高く、非常に危険です。
私も何度か危険性がわからないが原因のけがをしました。
「安全第一」を掲げる建設業、建築業は事故防止の為にも
作業マニュアルを各社作成するべきだと思います。
2.品質の平準化(施工管理向け)
結論、平準化の為のマニュアルであるのですが
今後この「平準化」が非常に重要になると思います。
建築業に従事する人口は減少する中で
私は施工品質も下がっていくのではと危惧しています。
これは職人さんのみならず、現場監督、設計士含め
人がいないからとりあえずやるしかなくなり
未熟者が現場を担当する状態が進んでいくと思います。
これは人手不足を考えるとある程度受け入れるしかないのですが
だからといって品質を落とすことはできません。
その為にマニュアルを利用して品質を担保する必要があります。
前提として私がお伝えしたいマニュアルというのは
「仕事の順番を組み立て、確認する箇所をチェックリスト化したもの」です。
使い方は
未熟者がチェックしたマニュアル(チェックリスト)を
熟練者がその内容のチェックをする。
これは書面だけではなく、現場写真、動画を提出してもらう等して
熟練者の目の届くようにした上でマニュアルをチェックすることが重要です。
そうすることで熟練者は全ての現場を巡回せずとも
熟練者の品質で現場を管理することが可能だと思います。
3.マネジメントの効率化(施工管理向け)
1と2に通じてくるのですが
マニュアルはマネジメントに非常に有効です。
人間は忘れっぽいもので、1度教えても中々覚えることが出来ません。
1度指導した内容をもう1度聞かれると
先輩は「またか」と思い、後輩は「何度も聞きづらい」と思ってしまいます。
ですのでマニュアルにはそうした情報を落とし込み
「忘れたら見てもらう」状態にしておけばいいわけです。
私はマニュアルをチェックリスト化しているので
「このタイミングでこれをする」という順番組みをして
見たらわかるようにしています。
チェックボックスがついているので
進捗状況やその仕事に対しての理解度も把握できたりもしますので
マネジメントに有効と考えています。
以上が私の考えるマニュアルの必要性です。
一歩舎では
原状回復工事 現地調査時マニュアル・チェックリスト
原状回復工事 工事完了時マニュアル・チェックリスト
リフォーム・リノベーション工事 完了検査マニュアル・チェックリスト
リフォーム・リノベーション工事 進捗確認マニュアル・チェックリスト
を作成し運用しておりまして
日々気づいたことを更新するようにしております。
それではまた~。