Abalance(3856)

時価総額167億円、PER2.8倍、PBR0.70倍、利回り-%


2024年6月期決算(8月14日)

1. 世界経済と再生可能エネルギー市場の概況

  • 世界経済: 米国を中心に緩やかな回復が見られる一方で、中国経済の減速やエネルギー価格の高止まり、地政学的リスクが影響し、不透明な状況が続いている。

  • 再生可能エネルギー市場: 日本国内ではカーボンニュートラルや温室効果ガス削減目標が掲げられ、国際的にもCOP28や米国のインフレ抑制法など、脱炭素化の取り組みが進展しており、中長期的な成長が期待されている。

2. 当社グループのミッションと戦略

  • 2030年までに「再生可能エネルギーの中核的グローバル企業」を目指し、太陽光パネル製造事業グリーンエネルギー事業を成長の柱として企業価値向上を推進。

3. 当連結会計年度の経営成績

  • 売上高: 208,972百万円(前期比2.9%減)

  • 営業利益: 23,349百万円(前期比82.4%増)

  • 経常利益: 24,894百万円(前期比77.3%増)

  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 9,530百万円(前期比91.9%増)

4. セグメント別業績

  • 太陽光パネル製造事業:

    • 売上高: 199,874百万円(前期比3.4%減)

    • セグメント利益: 23,876百万円(前期比88.0%増)

    • ベトナムのVSUNやCell Companyがセルやウエハ・インゴットの内製化を進め、グローバルサプライチェーンを強化。米国の輸入関税免除措置終了による受注減少で売上は減少したが、コスト改善で増益を達成。

  • グリーンエネルギー事業:

    • 売上高: 8,341百万円(前期比4.2%増)

    • セグメント利益: 532百万円(前期比50.5%減)

    • フロー型ビジネス(物品販売)とストック型ビジネス(自社保有発電所)を推進。北海道地区での系統蓄電池事業に参入し、電力の安定供給に対応。

  • IT事業:

    • 売上高: 590百万円(前期比12.9%減)

    • セグメント利益: 40百万円(前期比14.5%減)

    • 電子認証・セキュリティ技術を活かし、業務系システム開発とDX支援を提供。様々な業界の業務プロセスを支援。

  • 光触媒事業:

    • 売上高: 41百万円(前期比0.6%増)

    • セグメント利益: 2百万円(前年同期は40百万円の損失)

    • 除カビ・防カビ施工の提案や海外需要の増加で損失が縮小。今後、防曇や防滑、ガラス遮熱などの新サービス展開を計画。


5. 今後の方針

  • 各国の政策動向を注視しながら、太陽光パネル製造の販売戦略と生産体制を柔軟に調整。再生可能エネルギー市場の変化に対応しつつ、企業価値の向上を目指して事業を推進する。



総括

太陽光パネル単価下落により減収。一方、セル工場稼働により営業利益は前期比88%と大幅に増加。クリーンエネルギー事業においてはフロー型からストック型へ。
2025年の業績予想はパネル価格の下落や米国輸入関税政策などで米国向けの販売が減少することを見込んでいる。予想売上高800億円、営業利益100億円。グローバルでのパネル市況低迷や米国での東南アジア4カ国に対する太陽光パネル関連製品の輸入関税免税措置が終了などにより中計を取り下げ。
一時10000円越えまで株価は上がっていたものの、現在では1000円割れ。米国での関税やパネル市況の影響が大きく苦戦。それ以外にもスキャンダル問題や子会社ナスダック上場による調達資金が想定以下だったことも痛手に。


引用


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