新晃工業(6458)

時価総額1284億円、PER16.8倍、PBR1.88倍、利回り2.86%

2025年3月期第1四半期(8月8日)

この第1四半期連結累計期間における業績は、日本経済の緩やかな景気回復を背景に、特に空調関連業界で良好な事業環境が続いたことを反映している。「move.2027」中期経営計画をスタートさせ、資本コストを意識した経営指標を重視する方針で事業を展開。主な業績は以下の通り。

  1. 日本セグメント:

    • 売上高:10,779百万円(前年同四半期比28.6%増)。

    • 営業利益:1,985百万円(前年同四半期比119.4%増)。

    • 空調工事需要の獲得と価格改定の効果が業績を押し上げ、製品やサービスの付加価値向上も寄与した。

  2. アジアセグメント:

    • 売上高:876百万円(前年同四半期比41.6%減)。

    • 営業損失:35百万円(前年同四半期は13百万円の営業利益)。

    • 中国経済が停滞する中で、販売は通常ペースでしたが、前年の高い売上からの反動減が影響した。

売上高 11,651百万円(前年同四半期比17.9%増)、
営業利益 1,958百万円(前年同四半期比111.2%増)、
経常利益 2,230百万円(前年同四半期比97.7%増)、
親会社株主に帰属する四半期純利益 
1,562百万円(前年同四半期比106.2%増)










総括

データセンター向けの需要背景に株価上昇。2025年は売上高540億円、営業利益91億円、経常利益95億円、純利益68億円で時価総額1284億円。会社計画は伸長なものの割高か。データセンター分野では2024年22億円の売上、2027年までに55億円の売上を目指す。配当性向50%で自己株取得も行っており株主還元も積極的。中国経済の低迷がやや影響。

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