【決算】REVOLUTION(8894)

時価総額384億円、PER-倍、PBR2.09倍、利回り-%

2024年10月期決算

当連結会計年度の概要

国内経済

  • 景気動向:緩やかな回復基調、日銀のマイナス金利解除・利上げが実施。

  • 懸念材料:円安進行による物価高、個人消費の弱さ、総選挙による政治リスク。

当社の対応

  • 経営改革:「革命」の1年として、本店所在地を東京都千代田区に変更し、経営陣を刷新。

  • 事業戦略

    • メイン事業である不動産事業を東京都心中心に再構築。

    • リパーク株式会社、株式会社REGALEを子会社化し事業を拡大。

    • WeCapital株式会社を子会社化し、クラウドファンディング事業を新たに展開予定。


連結業績サマリー

  • 売上高:55億6,600万円(前年同期比 +131.6%

  • 営業利益:3億3,300万円(前期は営業損失4億1,500万円)

  • 経常利益:3億3,100万円(前期は経常損失4億800万円)

  • 親会社株主に帰属する当期純利益:2億9,600万円(前期は当期純損失3億7,200万円)


セグメント別業績

a. 不動産事業

  • 主な活動

    • 旧プロジェクト「絶景JAPAN」の保有不動産売却を実施。

    • 新経営陣のもと東京・大阪のプライムロケーション物件の仕入れ・販売を推進。

  • 業績

    • 売上高:55億5,600万円(前年同期比 +147.6%

    • 営業利益:9億円(前期は営業損失2,500万円)

b. 投資事業

  • 活動状況:金融商品への投資や第三者割当増資の引き受けを停止中。

  • 業績

    • 売上高:0円

    • 営業損失:300万円(前期は営業利益4,600万円)

c. 不動産クレジット事業

  • 活動状況:1件の融資を実行し、融資残高は1億円に。

  • 業績

    • 売上高:900万円(前年同期比 +500.0%

    • 営業利益:0円(前期は営業損失700万円)

d. クラウドファンディング事業

  • 新展開:WeCapital株式会社を2024年10月に子会社化。

    • 損益計上時期:2025年10月期から連結予定。


業績の内訳(不動産事業)

  • 東京都心の物件売却により主要な収益を計上:

    • 港区マンション売却:12億200万円

    • 東京8物件売却:12億6,900万円

    • 渋谷区土地売却:16億2,200万円

    • その他案件(「絶景JAPAN」含む):計13億7,900万円




メモ

経営改革に伴う事業戦略の転換や子会社化による規模拡大が奏功。投資事業の縮小や不動産クレジット事業の利益率改善が必要。クラウドファンディング事業が次期以降の成長ドライバーとして期待される。25年10月期はWecapital連結化により売上高大幅増ものれん償却費の影響で営業利益は減少見込み(のれん償却費控除前営業利益は大幅成長見込み)。株価は急落し300円台まで下落。2027年までにのれん償却費が不要となるIFRSに移行予定。


引用


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