住友電気工業(5802)
時価総額1兆8173億円、PER12.3倍、PBR0.77倍、利回り3.15%
2025年3月期第1四半期(8月1日)
当第1四半期連結累計期間(2024年4月1日~6月30日)における業績概要は次の通り。
売上高: 1,115,547百万円(前年同期比12.2%増)
営業利益: 53,285百万円(前年同期比181.4%増)
経常利益: 58,793百万円(前年同期比242.9%増)
親会社株主に帰属する四半期純利益:
31,763百万円(前年同期比29,835百万円増)
セグメント別業績
環境エネルギー関連事業:
電力ケーブルや電動車用平角巻線の需要増加、銅価格の上昇により、売上高は248,137百万円(40,100百万円増収)。
営業利益は16,377百万円(12,688百万円増益)。
情報通信関連事業:
データセンター向け光デバイスの需要増により、売上高は52,991百万円(4,624百万円増収)。
営業利益は、売上増加と生産性改善により2,285百万円(3,096百万円改善)。
自動車関連事業:
ワイヤーハーネスや防振ゴムの需要増加により、売上高は662,541百万円(72,030百万円増収)。
営業利益は24,975百万円(17,549百万円増益)。
エレクトロニクス関連事業:
FPC(フレキシブルプリント回路)の需要堅調により、売上高は88,432百万円(8,914百万円増収)。
営業利益は5,450百万円(1,829百万円増益)。
産業素材関連事業:
超硬工具の需要減少(中国・日本)により、売上高は89,617百万円(941百万円減収)。
営業利益は4,236百万円(511百万円減益)。
全体的に、環境エネルギー、自動車、エレクトロニクス関連事業の堅調な需要増加と生産性の改善が業績に大きく貢献した。
総括
自動車と環境エネルギーを中心に全セグメントで増益。環境エネルギーにおける電力ケーブルや電動車用平角巻線の需要増加、銅価格の上昇が大きい。また情報通信や自動車における生産性改善も増益要因として大きい。
中期経営計画にて2025年度売上高4.4兆円、営業利益2500億円、税引き前ROIC8%以上目標。配当性向40%目安。
電線国内首位、ワイヤハーネスも世界トップ級、さらには通信インフラでも大手と強みが多い。
引用