メイコー(6787)

時価総額1699億円、PER13.3倍、PBR1.79倍、利回り1.14%


2025年3月期第一四半期決算


電子部品業界の動向: 当第1四半期連結累計期間において、電子部品業界は世界的なインフレや金利上昇が一段落しつつあるものの、地政学的な緊張や金融政策の変化などにより、依然として先行き不透明な状況が続いている。このような環境下で、業界全体としては緩やかな回復にとどまった。

当社グループの業績:

  • 売上: 当社グループの売上は堅調に推移しました。車載向け基板については、電動車の需要の減速や中国市場での日系自動車の販売不振があったものの、全体的には安定した売上を維持した。スマートフォン向け基板やSSD・IoTモジュール向け基板も好調に推移した。また、当期より衛星通信向け基板の量産を開始し、新たな収益源を確保した。

  • EMS事業: 受託開発案件が堅調に推移し、EMS(Electronic Manufacturing Services)事業の売上も増加した。

利益面の状況:

  • 半導体パッケージ基板: 生産の遅れにより赤字が発生しましたが、多層貫通基板およびビルドアップ基板の受注が拡大し、工場稼働率が向上した。これにより、コスト削減や為替の影響も相まって、前年同期比で増益となった。

財務実績:

  • 売上高: 47,013百万円(前年同期比13.0%増)

  • 営業利益: 3,265百万円(前年同期比260.0%増)

  • 経常利益: 4,394百万円(前年同期比50.3%増)

  • 親会社株主に帰属する四半期純益: 3,053百万円(前年同期比35.0%増)




総括
2020年を除き、過去10年で堅調に売上高を拡大させている。2025年は車載とスマホ向けの商品が慎重し最高益に。中国とベトナムに工場。配当性向は15%。アップル関連株として注目されている。

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