日本オラクル(4716)

時価総額1兆7512億円、PER-倍、PBR9.12倍、利回り-%


2024年5月期決算(6月25日)

当事業年度(2023年6月1日~2024年5月31日)において、国内情報サービス産業は企業のデジタルデータ活用やIT投資の堅調な動きが見られ、これを受けて成長を遂げた。売上高は244,542百万円(前年同期比7.8%増)、営業利益は79,820百万円(同7.3%増)、経常利益は80,277百万円(同7.5%増)、当期純利益は55,603百万円(同6.9%増)となり、いずれも過去最高を記録した。



市場展開方針

顧客企業のクラウド移行やデータ活用を支援し、彼らのビジネス成長をサポートすることを目指す。ミッションとして、データを通じて人々の理解を深め、企業と社会の進化に貢献することを掲げており、これに基づいた技術とサービスを提供。

主力分野の動向

  1. クラウド&ライセンス
    クラウドやライセンスの需要は引き続き堅調で、企業のIT投資が継続。特に「Oracle Fusion Applications」のアップグレードに注力し、新規顧客の獲得にも成功。「Oracle Cloud Infrastructure (OCI)」は、政府情報システム向けのセキュリティ評価にも適合し、需要が拡大。

  2. ハードウェア・システムズ
    「Oracle Exadata Database Machine X10M」などの新製品提供が始まり、特に高性能なワークロード向けの需要が強化。

  3. サービス
    コンサルティングサービスでは、オンプレミスからクラウドへの移行やSaaSとの連携案件が堅調に推移。

当社は、クラウドとオンプレミスの両方に対応する製品ポートフォリオを強みとしており、引き続き顧客のビジネス成長を支援する姿勢を貫く。

総括


過去10年の平均ROEは20%超え。12年連続増益。配当性向40%。

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