トヨタ自動車(7203)
時価総額42兆6386億円、PER9.9倍、PBR0.99倍、利回り-%
2025年3月期第1四半期決算(8月1日)
2024年第1四半期の自動車業界では、日本と海外を合わせた自動車の販売台数が225万2,000台となり、前年同期比で3.2%(7万4,000台)減少した。日本国内販売は42万1,000台と前年同期比で20.8%減少、一方、海外販売は183万台と2.0%増加した。
連結業績
営業収益:11兆8,378億円(前年同期比12.2%増)
営業利益:1兆3,084億円(前年同期比8.8%増)
税引前四半期利益:1兆8,722億円
親会社株主に帰属する四半期純利益:1兆3,333億円
主な要因
営業利益の増益要因は為替変動の好影響、原価改善、諸経費削減努力が挙げられ、特に営業面での取り組みが好結果をもたらした。
セグメント別業績
自動車事業
営業収益:10兆7,597億円(前年同期比11.1%増)
営業利益:1兆1,179億円(前年同期比18.2%増)
金融事業
営業収益:1兆53億円(前年同期比29.7%増)
営業利益:1,597億円(前年同期比8.4%増)
その他事業
営業収益:3,156億円(前年同期比3.0%増)
営業利益:407億円(前年同期比1.4%増)
所在地別業績
日本:営業収益5兆2,240億円(前年同期比2.3%増)、営業利益8,812億円(同25.5%増)
北米:営業収益5兆24億円(同22.2%増)、営業利益850億円(同28.9%減)
→ 減益要因:諸経費の増加欧州:営業収益1兆5,090億円(同16.2%増)、営業利益1,246億円(同50.0%増)
→ 増益要因:諸経費の減少アジア:営業収益2兆2,317億円(同13.6%増)、営業利益2,459億円(同32.1%増)
→ 増益要因:為替変動の影響その他地域(中南米・オセアニア・アフリカ・中東):営業収益1兆538億円(同2.9%増)、営業利益417億円(同51.1%減)
→ 減益要因:アルゼンチンにおける高インフレとペソ安
総括
日本国内で大きく利益に貢献。北米では販売台数増加も諸経費の増加により減益。為替差益3200億円と円安恩恵。
認証不正により国交相が是正命令を発出。販売台数に響くか。
配当性向20~30%。自己株取得も実施。
自動車メーカー大手として強力なブランド力を持つ。北米、アジア向けの比率が高い。
引用
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