絶好の買い時?フルッタフルッタについて深堀
一時300円越えも今は100円台に、、、
アサイーブームにより業績を急改善させたフルッタフルッタは株価も好調に推移し、一時株価は300円を超えた。しかしその後、下落が続き株価は100円台と急騰する前まで戻っている。
株価はなぜ下落したのか?業績も下がるのか?考察した。
株価急騰の要因はモメンタムと需給、株価急落もしかり
ファミリーマートなどでフルッタフルッタのアサイーを使用した商品が出るという情報が出たのを契機に株価は一気に上昇した。その後上昇し続けかっぱ寿司でアサイー商品が出ると知らされ一時株価300円を超えたが、その後は利益確定売りや機関投資家による空売りなどにより株価は一気に下落した。
いくらで買うのが適正か?株価の適正価格と動向を探る
今後の株価動向はアサイーブームの動向に連動する。流行の移り変わりが激しい現代ではブームがいつまで続くのか、今どのくらいなのか考察する必要がある。
各ブーム事例
Googleトレンドの検索数を目安にブームのお持続期間について調べた。
タピオカ
タピオカは2019年3月から上昇し、8月をピークに減少傾向に。2020年1月ごろまで続き、ブームの期間は1年ほどだった。
パンケーキ
2019年1月から上昇し始め4月・5月をピークに6月には1月と同程度にまで鈍化した。ブームの持続は5ヶ月ほど。ただ、直近2ヶ月ほどでもピーク時の40%ほどを維持しており一過性でなく定番化していることがわかる。
アサイー
アサイーは2024年5月ごろから上昇し10月下旬にピークを迎えた。その後、12月下旬までにピーク時の40%まで減少している(「アサイーボウル」も同様)。
Googleトレンドから考えるにアサイーブームはピークを過ぎたと考えられる。ただ、ピークが過ぎても売上がすぐに落ちるとは考えずらい。第1四半期(4月〜6月)はピーク時の30%ほどの人気度だったが売上高4億7200万円で黒字化を達成させた。ピークを過ぎた後も売上が急激に下がることは考えにくいと考えられる。アサイーは健康食品として知られているとともに冷蔵・冷凍商品であるため真夏に適している。ヘルスケアや美容、地球温暖化なども売れ行きの恩恵といて続いていくと考えられる。
冬(第3四半期・第4四半期)の販売状況について
例年季節指数により売上が鈍化する傾向がある。ただ去年はその傾向がなく、伸長し続けた。アサイーブーム初期という認識であれば第2四半期よりもさらに売上が伸長することが見込める。
業績予想は保守的か?
2025年通期業績予想は売上高20億円、営業利益・経常利益、純利益が2000万円を見込む。業務用が業績を牽引。
業務用部門の実績
2025年第3四半期(10月1日〜12月31日)
クア・アイナ:アサイーボウル 税込1200円(12月16日〜数量限定販売)
ファミリーマート:果肉を楽しむブルーベリーミルク(10月15日より順次全国のファミリーマートへ)
カッパ寿司:スイーツ4品 税込330円、500円(11月7日〜12月4日 全店)
ジョナサン:アサイーバナナ 税込549円(10月24日〜全店で販売)
ベジテリア:アサイー&ベリー 税込R540円、L810円(10月24日〜11月13日、12月26日〜1月29日)
2025年第2四半期(7月1日〜9月30日)
クア・アイナ:アサイーボウル 税込1000円(8月1日〜9月下旬 24店舗で期間限定販売)
第17回ブラジル・ラテンフェスティバル(7月20日・21日)
1日限定アサイーキッチンカー(数量限定無料提供)
2025年第1四半期(4月1日〜6月30日)
リンツ:ショコラドリンク 税込798円(6月1日〜6月30日)
U.S.M.H社:麻婆豆腐の素 税込298円(5月31日〜)
タリーズ:フローズンカップ アサイーヨーグルトテイスト 単品680円、ドリンクセット990円、ヨーグルト&アサイー 税込565円(5月22日〜 全店)
Egg'n Things:アサイーパンケーキ 1780円 アサイーボウル 1705円〜(4月18日〜6月2日 国内全店舗)
第3四半期期間では大手ファミリーチェーンなどで続々とアサイーを使用した商品が発表された。業務用部門に関しては第3四半期は引き続き増収が続いていくと考えやすい。
為替動向と業績について
アサイーの原料をアマゾンから輸入していることもあり為替が大きく影響してくる。基本的に円安はネガティブ。
引用