Speee(4499)
時価総額328億円、PER164倍、PBR6.38倍、利回り-%
2024年9月期第3四半期決算(8月9日)
1. 会社のミッションと事業概要
ミッション: 「解き尽くす。未来を引きよせる。」
主な事業内容:
レガシー産業DX事業: デジタル化が進んでいない市場における生活者と事業者の最適なマッチングを目指す。
DXコンサルティング事業: 企業のデータ利活用を通じてマーケティングの高度化を推進。
金融DX事業: ステーブルコインの早期実用化を目指す。
2. 経済環境と業績
国内経済は、新型コロナウイルスの影響が解消されつつあり回復の期待があるが、物価上昇や不透明な世界情勢による影響は続いている。
DX需要が増加し、当社のサービスに対するニーズが高まり、営業活動のオンライン化が事業機会を拡大。
3. 経営成績
売上高: 11,631,913千円(前年同期比16.7%増)
営業利益: 90,048千円(前年同期比87.4%減)
経常利益: 133,256千円(前年同期比82.5%減)
親会社株主に帰属する四半期純損失: 27,711千円(前年同期は417,809千円の純利益)
EBITDA: 224,244千円(前年同期比73.4%減)
4. セグメント別業績
レガシー産業DX事業:
売上高: 8,201,002千円(前年同期比20.2%増)
セグメント利益: 713,199千円(前年同期比19.1%減)
加盟業者数とユーザ数が順調に増加し、持続的な成長のためにソフトウエア開発投資を強化。
DXコンサルティング事業:
売上高: 3,430,611千円(前年同期比11.2%増)
セグメント利益: 1,383,820千円(前年同期比9.2%減)
デジタルマーケティングの需要は堅調だが、広告市況の悪化が影響。
金融DX事業:
売上高: 300千円(前年同期比99.5%減)
セグメント損失: 303,376千円(前年同期は133,736千円の損失)
ステーブルコイン関連の開発投資が続き、プロダクト開発を進行中。
5. まとめ
国内外のDX需要の増加やインフラ改善により業績は成長しているが、収益面では一部の投資や市場環境の変化により苦戦が続いている。
総括
レガシー産業DX、DXコンサルティング、金融DXの3つの事業を主軸とする。
12四半期連続売上高過去最高。営業利益以下の段階利益は進捗率低いものの通期で達成可能な水準。レガシー産業DXのKPIは加盟企業数とユーザー数。加盟企業数は前年同期比+18.4%と増加。ユーザー数はマーケティング施策見直しのため抑制(+5.8%)。
引用