トビラシステムズ(4441)
時価総額80億円、PER14.6倍、PBR3.44倍、利回り2.39%
2024年10月期第三四半期(9月10日)
「私たちの生活 私たちの世界を よりよい未来につなぐトビラになる」という企業理念を掲げ、社会的課題を革新的なテクノロジーで解決することを事業方針としている。特に、特殊詐欺やフィッシング詐欺の抑止に効果的な「迷惑情報フィルタ事業」を展開。
事業の概要
モバイル向けフィルタサービス
一部通信キャリアとの契約更新において価格条件を引き上げ、またJCOMの「JMOBILE」で当社のデータベース提供を開始しました。さらに、迷惑広告をブロックするアプリ「280blocker」の認知拡大と販売促進に取り組みました。
固定電話向けフィルタサービス
ケーブルプラス電話向けのサービスが順調に成長しています。ビジネスフォン向けフィルタサービス
オフィス向けの「トビラフォンBiz」やクラウド型サービス「トビラフォンCloud」の販売が堅調に進んでいます。
業績
売上高 1,771,850千円(前年同期比15.8%増)
営業利益 669,354千円(同28.3%増)
経常利益 666,703千円(同28.2%増)
四半期純利益 465,672千円(同36.0%増)
なお、第1四半期会計期間より「迷惑情報フィルタ事業」の単一セグメントに変更したため、セグメント別の記載は省略されています。
総括
人件費、広告費などの増加により販管費が増加。モバイル向けフィルターサービスを軸にビジネスフォン向けフィルターサービスを拡大させていく。事業の成長性に関しては市場規模がそこまで大きくないため見極め必要。
ROE20%で上場来着実に2桁増収。成長企業としては PER割安感あり利回りもそこそこ。売上営業利益率も30~40%程度と高い水準。ただ、年初来パフォーマンスが-17%と低調。時価総額80億円ほどだが決算説明資料、決算説明会動画、NoteでもIRを発信。IRへの注力が熱い。優良企業の片鱗が見えている。