誰がどう見てもマカロン

⭐️⭐️
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これは僕が先日
お笑いライブの帰りに
電車に乗っていた時の話である。

車内は割と混み合っており、
満員とは言わないまでも
たくさんの人が吊革を持って立っていたり
壁にもたれかかったりしていた。

僕も電車に揺られながら
ウトウトしていると
扉が開き
ビックリするほど太っている人が入ってきた。

すげえ！

間違いなく
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トップテンに入ってくるその人物は
電車の中でも
約３人分のスペースを使っていた

(以下この人物のことをランカーと呼ぶ)

ランカーは
電車が走り出すとすぐに
鞄からある物を取り出して耳に入れた。

ん？

なんだろう

僕は気がつかれないように
細心の注意を払いながら
ランカー観察に励むことにした。

ランカーがスマホを操作する。

そこで僕はあることに気がついた。

耳にあるのがマカロンであることに

え？

なんで耳にマカロン入れてんねん
僕は当然のようにそう感じた。

ランカーをまた観察する。

もう一つのことに気がつく。

あれはマカロンではない。
マカロン型のイヤホンだ。

線がついていないため分かりにくかったが
ランカーの耳に入っているそれは
マカロン型のワイヤレスイヤホンだったのだ。

その後もしばらくランカーは
電車に乗っていた。

僕はランカー観察を続けた。

どう見てもマカロンにしか見えない。

なんで口に入れへんの？
そう思ってしまう。

というか
いまランカーが
お腹減ったなぁという表情をして
耳にある
マカロン型のイヤホンを食べたところで
全く違和感がない

なぜそのような紛らわしいイヤホンを
選んでしまったのだろうか。

ランカーは
ランカーたる特徴を備えているのだから
イヤホンくらいは
ノーマルにした方がいいはずだ。

ランカーであることが
コンプレックスならば
ランカーであることを
より強調するようなアイテムではなく
シンプルなアイテムで揃えた方が絶対にいい。