落語 演目名
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皆さんこんばんは
フリックフラックのいっぽです。
いつも僕の記事をお読みいただき、
ありがとうございます。
さて今日はね、
たまには落語について
書こうかなと思いまして
落語の中でも
その演目名について
書いていきます。
落語ってね、
色々な種類がありまして
ジャンルの分け方も幾つか
存在しているんですけども
上方落語と江戸落語
っていう分け方があるんですね。
簡潔に言うと
上方落語は大阪とか京都を舞台にしていて
江戸落語は東京を舞台にしている
落語ですわ。
土地の性質上
上方落語しかない演目
江戸落語しかない演目も
あるんですけど
どっちでも演じられている
演目も多いんですね。
ただね、
内容が一緒なのに
タイトルが違っていたりするんですよ。
例えば、
『あくびの稽古』っていう
上方落語があるんですけど
江戸だと『あくび指南』という
タイトルになるんですね。
他にも
『禁酒関所』という
上方落語は
江戸だと『禁酒番屋』に
なるんですね。
この2つはね、
上の句が一緒なので
なんとなく一緒の噺やな
って思えるじゃないですか。
落語を勉強しはじめて
まだ全然初心者でも
もしかしたら一緒ちゃうかこの2つ
って予想できるくらい
類似性があるわけですよ。
でもね、
タイトルが全く変わる演目
っていうのが
たまにあるんですね。
今日は1つ紹介したいんですけども
それが
『書割盗人』という演目でして
これ上方落語なんですけど
江戸だとなんと
『だくだく』になるんですね。
めちゃくちゃ違うでしょ
あまりにも違いますよね
共通点4文字な事だけでしょ
これ同じ演目なんですよ。
どういうストーリーなのか
めちゃくちゃ端折って書きますね。
気になったら実際に聞いて欲しいので
だいぶ端折ります。
ある男がね、新居に引っ越しをするわけですよ。
でも、
家財道具を全部売ってしまったので
家に何も無いんですね。
しょうがないから
近所の絵が上手い人に
壁に豪華な家具の絵を描いてもらうわけですよ。
タンスとか
(この時点で意味がわからないと
思いますが
一旦受け入れてください)
ほんで寝てたら
外から家の中の様子を伺った
近視の泥棒が
盗めそうな物一杯あるやんけ
ってなって
入ってくるんですね。
でも、全部
絵ですからもちろん盗めなくて
このタイミングで
男が起きて
泥棒に気がつくんですけど
面白そうなので
そのまま見守るんですね。
そしたら泥棒が
この男が豪華な暮らしをしているつもりなら
こっちも盗んだつもりになろうと
風呂敷を広げて
色んな物を盗むふりをするわけですよ。
男もそれに乗っかって
色んなつもりになるっていうね
こういう馬鹿馬鹿しい話なんですけども
(実際に聞いて欲しいので
途中で止めておきます)
僕はね、
大学1回生の時に
他大学の先輩が
『だくだく』を演っているのを見て
初めてこの演目に出会って
見る前にね、
どんな演目なんやろうって
ワクワクしてたんですよ。
『だくだく』っていうタイトルから
色々想像できるけど
確定は出来ないでしょ
一体どんな話なんやろうと
実際に最後まで見てみて思ったのは
いや、どこをタイトルにしてんねん!
ですね。
皆さんも聞いてもらったら
わかると思います。
マジで
どの部分をタイトルにしてんねん!
なんですよ。
そこからしばらくして
どこで見たのか覚えてないですが
『書割盗人』を見た時に
おい『だくだく』やないか!
一緒やんけ!
と思いまして
まだその当時
『だくだく』=『書割盗人』
の方程式が出来上がっていなかったんですよ。
じゃあ、『書割』
ってなんやねんってね
演劇とかで使う大道具の1つで
建造物とかを描いた
背景のようなもの
のことらしいんですね。
いや、絶対それやんタイトル
この演目にタイトルを
つけるとしたら
『書割盗人』がふさわしいんですよ。
これね、
『だくだく』になった理由というか
成り立ちも僕調べてみまして
どういう内容だったのか書くと
まだこの演目知らない方に対して
ネタバレになるので
書かないですけど
全然納得いかないんですね。
絶対『書割盗人』なんですよ。
気になった方は
1回この演目聞いてみてください。
他にもね、
気になる演目名見つけたら
また書こうと思います。
ではまた明日