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久しぶりの落語
⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
5段階で評価しています)
今日、久しぶりに落語をした。
落語研究会を引退して、
もう2年近くが経つが
それでもまだお誘いを受け、
出演させてもらえる舞台を
用意していただけるのは
非常にありがたい話だ。
この記事を書いている今は
ちょうど出番直後
約4ヶ月振りに落語をして
普通にミスもしたし
途中飛びかけた。
しかも飛びかけたことを
経験だけで誤魔化した。
圧倒的なブランクを感じた
もうとうの昔に
全盛期は過ぎているのかもしれない。
今もし現役で
学生落語をやっている方が
この記事を読んでくれていたら
是非伝えたいことがある。
ほとんどの落研出身者は
プロにはならないが
プロにならなくても落語を続ける人は
割といると思う。
社会人になっても落語はできるが
確実に学生時代が全盛期だ
それ以上は相当な覚悟がない限り
うまくはならないし
出来ることも増えない。
うまい社会人落語家の方は
確かにいらっしゃるが
大抵が元々うまくて
そのまま技術が衰えないよう
続けてきたか、
味が出てきたかのどちらかだ。
実際、今日誘ってくれた
僕の大学の先輩は
昨日、今日と2日間で20分を超える
大ネタを5本も演っていた。
この方は今は普通に働いているが
元から学生とは思えないくらい
うまかった。
学生の時にやるべき事は
全てやっておくべきだと
感じさせられた1日だった。
そして今日は
こんな感じで終わらせるのは嫌なので
最近気づいた事を発表したいと思う。
よく言われる落語あるあるの1つに
こんなものがある。
「僕たちは
夜遅く自転車やバイクでの帰り道、
サウナや電車のホームなど
どこかまわず落語の練習をするので
側から見たら完全に不審者」
実際、僕も今まで
色々な場所で練習をしてきた。
今日も行きの電車で
座りながら出来るだけブツブツと
小さな声で落語の練習をした。
こんな状況は
すっかり慣れっこなのである。
人の目など気にしなくなってしまった。
しかし、最近こんな事があった。
駅のホームで電車を待っている時だ。
近くには帽子を被り、
マスクをした僕と同い年くらいの男性が
立っていた。
スマホを見ながら考え事をしていると
近くから何か音が聞こえてくる。
その男性が何か言っているのだ。
だが、周りには人はいない。
つまり独り言だ。
しかし、独り言にしては長すぎる。
あれ?
もしかして、落語の練習してる?
ふとそう思うと、
そこからはもう
そうとしか思えないのだ。
他の可能性を考えようとしても不可能
パーセンテージが上がっていくのみで
候補すら上がってこない。
彼も落研出身者か
僕はなんの疑問もないまま
電車に乗り込んだ。
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