コンテナ運賃動向
コンテナ運賃は下落
海運や原油動向を久しぶりにピックアップしてみます。
日本海事センターに記載されているデータを見てみるとご覧のような下落です。(西岸も同じようなデータでした)
バルチック海運指数
The Baltic Dry Index=通称BDI
英国のバルチック海運取引所が算出・公表する指数です。世界各国の海運会社やブローカーから、鉄鉱石・石炭・穀物などの乾貨物(ドライカーゴ)を運搬する外航不定期船の運賃を収集し、一日1回算出しています。
1985年1月4日を1000として算定し、国際的な海上運賃の指標となっています。
株式市場でも、海運会社、特に不定期船を主力とする会社との株価連動性が高いとされています。
海運株は
海運株はどうなっているか見てみましょう。
2022年1月から表示していますが、上下を繰り返していますね。
原油価格は
原油先物価格も落ち着いています。
まとめと考察
●コンテナ価格は上がり過ぎたものが反動で落ちたようですが、また平均に戻りそうです。
●海運指数は落ち着いています。
●海運株も落ち着いています。
●原油価格も落ち着いています。
2023年も半分が見えようとしている中、輸送関連は全体的に落ち着きを取り戻しそうな感じに見えます。
そして「OPECプラス」は減産を発表しました、理由は
「OPECプラスによる減産は4-6月(第2四半期)に見込まれる供給過剰を改善させる見通しで、今回の月報は減産を正当化する一定の根拠を示した。原油在庫は過去5年の平均を超えており、OPEC加盟国の現在の生産量は4-6月の需要を日量約30万バレル上回る水準だ。」
「決定通り減産が実施されれば、OPECの生産量は7-9月に日量2800万バレルとなり、OPECが見込む需要をおよそ160万バレル下回る。10-12月には供給不足は少なくとも200万バレルに拡大する見通しだ。OPECプラスは6月初めに開く会合で、下期の生産方針を検証する予定。」
「在庫があるから生産減らすよ」 というわけです。今年の冬には再び消費が増えるので、価格が上がるのか増産して維持するのか、判断待ちになります。
景気がどうなるか
これについては、他の指標を見る必要があります。
メインになる不動産価格は停滞~下落の始まりを待っているような状況です。その1つとして前回の記事をアップしています。
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