珍しい苗字で生きていくということ
「あ、一法師(いっぽうし)って言います」
僕に限らず、自己紹介というのはこれまでの人生で軽く1000を超えるほどしたことがある人がほとんどだろう。
初対面の人に名前を名乗る必要があるのは、どこにいってもいつになっても変わらない。人生の中で類まれな永久に不変な事実のうちの1つだ。
特に僕はタイトルにもある通り、それはそれは珍しい苗字をしているので、普通なら大半が「よろしくね」と言われて終わるような自己紹介も、僕がした時の返答は本当に人それぞれ。
この投稿では、22年間生きてきた中で特に印象に残っている返答を振り返ってみようと思います。
1つ目
『あ、いっぽうしって言うんだ……で本名は?』
あだ名じゃねえよ
……まあ気持ちは分かるけど
ちなみにこの自己紹介をした場はそれなりに真面目な雰囲気だったので、とてもあだ名で自己紹介を出来るような感じではなかったです……空気読めなさそうに見られてたのかもしれないですね
でも改めて考えると、よく古文とかに出てくる〇〇法師は大体あだ名みたいな感じなので、一法師があだ名と思われるのもおかしくないのかもしれない(?)
2つ目
『いっぽうしって言うんだ……で苗字は?』
名前はやべえって
……まあこれも気持ち分からなくもないけど
キラキラネームだのなんだの言われる時代、「こんな名前誰がつけんだよ」ってのは将来的に誰かを傷つけるかもしれないので黙っておきます。もしかしたら、「山田 一法師」とかいるかもしれないね既に。
ちなみにこれは10人くらいに言われたことがあります。後から「……で苗字は?」と聞きかえす時の彼らはどういう気持ちだったのでしょうか。
実際にそうやって聞き返す人たちはみんな一拍置いてから申し訳なさそうに言ってくるので「触れちゃいけなかったかな」とか考えてるのかもしれないですね、マジで草
3つ目(ラスト)
『いっぽうしって言うんだ。で、どこの寺なの?』
マジで意味も気持ちも分からねえ
寺っぽい名前だねってのは確かによく言われるし、お寺の子なの?なんて聞かれるのも珍しくない。
寺前提は意味わからねえよ
ちなみに僕はこんな名前してますがお寺の子ではないです。
ただなんかこんな名前してるせいなのか、一時期とても信心深くなって高3で受験生のころ週3くらいで神社に行ってお賽銭投げてました。マジで4か月くらいで総額3000円くらい投げてたと思います。ちなみに大学には落ちました。
という感じで今回はこのくらいにしようと思います。
余談ですが、僕は生まれてからこれまで自分や親戚以外で名前に半濁点が付く人を見たことがありません。死ぬまでに会ってみたいですね
あと3つともマジの実話なので、これを読んでくださっている中で該当者がいたらごめんなさい。僕自身ニコニコでこれ書いてるので全く悪く思ってないです。
好評ならシリーズ化しようと思います。
それでは
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