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子供の学習を視覚化、データ化→最適な個別支援をする。

 教室には色々な子達がいます。一人一人、最適な勉強の仕方ってあると思います。どうすれば、各々に最適な学習スタイルを提供できるかなー??って漠然と考えた2024年の2学期でした。

 まず、自分のこれまでの学習を振り返って、為になってるなーって思うことを振り返りました。
 例えば、毎日ELSA Speakというアプリを使って英語の発音・リスニング・英会話の練習をしています。そこで、勉強するとポイントをGETし、そのポイントが高い上位5人が次の高いリーグに昇格。下位5人は降格するというシステムになっています。つまり、学習量がポイント化、数値化されるので、努力がわかりやすいです。また、同一リーグの見知らぬ方と個人昇格を競うので、負けるわけにはいきません。モチベーションの維持向上という側面もあります。
 他にもポップタイピング🍿でポップコーンの粒数を記録し続けることで、自分のタイピング力やこれまでの努力がわかりやすく、達成感もあります。
 学習に数値化は効果的であるということに着目することにしました。

 そこで、僕はMicrosoftTeamsを使って、特に小学校外国語科音読課題をデータ化することにしました。まだ、実践中ですので、確かな結果をまとめてはいませんが、
リフレクトチェックインを継続することで、各々の課題に対する感情の変化を見取っています。ネガティブな感情を表現している子には即座に観察・個別支援に入ります。逆に、ポジティブな感情なのに、英語音読動画を見直した時に、???を感じる子には実力と感情に差があるので、そこにも、即座に個別支援に入るようにしました。
リトライ数をチェック
課題に対して、どれだけ粘り強く取り組めているかを見取っています。そして、頑張っている子には最大限の賞賛をしています。これは、リトライ数が多ければいい!ということではなく、自分なりに努力し続けて満足できる音読動画を提出したことに対する賞賛です。1回で十分な音読動画を提出してもいいと思います。
③子供たちの苦手な発音単語を確認
発音指導に特化して授業しませんが、少なくとも事前に苦手な発音のデータがあれば、それを意識した授業を心がけることはできます。例えば、”r”と”l”が入る英単語の発音が不明瞭だとAI分析には出ているので、授業中ではALTとともにその二つの発音を丁寧に行っています。

 このように、学習を数値化、データ化することを意識している最中です。
 ただ、先日の情熱大陸イチローさんが、最近の野球はおもしろくない。その理由の一つが何でもかんでもデータ化。頭を使うことが少なくなっている。データに見えてこないことが重要なんじゃないか?とありました。自分にとっては、とても気になる考えでもありました。

 数値化、データ化の否定ではなく、それをどう『子供たち自身』が自分の学びに活かすのか?これが大切なんじゃないかなと思いました。

 このような、自分にとっては仮説というか、きっと効果のある指導だと思っているので、3学期も継続していきたいと思っています。Teamsは必要不可欠なアプリだと考えています。Teamsに子供たちの学習情報を集約することで分析できるからです。

 2025年もボチボチやっていきましょうか。

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