高校生に授業をすると地域の本質的な課題が見えてきた@ひつじサミット尾州メンバー
一宮商業高等学校で5月9日に授業を、チームひつじサミットの実行委員三名でさせていただきました。
共同代表の佐々木敦夫さん(ササキセルム)
前共同代表伴昌宗さん(伴染工)
そして私、淺野一平(プランニングオフィス・ラグーン)
の三名です。
1限目には、ひつじサミット尾州をスタートした理由や、どんなことをしているのかを伝えました。
地域のことを意外と知らなかった高校生に、知ってもらえたことが素晴らしかったです。
さて、私の切り口としては、タイトルの通り
「高校生に授業をすると地域の本質的な課題が見えてきた」
です。
2限目のワークショップの授業で見えてきたこと
があったので、そちらを共有します。
私たちはビジネスをしていると、どうしても自社の都合や、顧客の今の声に目が行きがちです。
それは良いことなのですが、見えている課題を解決することに行き詰まりが出てきたのも事実です。
これからは価格から価値へ。価値をつくるには今までにないモノや、ありそうでなかったモノなどが大切です。
その新しい価値を探すには、普段と違う行動、思考をしなくては見つけることは困難です。
さて、高校生は免許も取る前で移動範囲がまだまだ狭く、視野も正直狭いです。
しかし、これは私たち大人では発見できないことを指摘できるという捉え方ができるのではないでしょうか?
地域課題を見つける一番のヒントは高校生に聞けばよかったのか。
これが私が一番面白い発見でした。
実際のワークショップでやったこと
ワーク2(ワーク1は自己紹介)
今の一宮(尾州)を把握しよう
と題して
①いいところ
②いやなところ
を3個以上付箋に書いて出してもらいました
ワーク3は、チーム内の理想を考えてみよう。と題して、その中でこれが変わったらいいのに!を一つに絞って発表をしてもらいました。
意見を集めてみると、ばっくりと出てきた意見はこの3つ
1.遊ぶところがない
2.まちの汚れが気になる
3.不審者いる気がする
一つづつ見ていきましょう
1.遊ぶところがない
これは私もそうだったなあと思い出させてくれる内容でした。コロナの影響でマイクロツーリズム(移動2時間以内の旅行)を星野リゾートさんが提唱してスタンダードになりましたが、これからはもっと近い距離、ローカルツーリズムがNEXTスタンダードの予感をさせるキーワードでした。
2.まちの汚れが気になる
たしかに!の視点。短時間しか滞在しない名古屋の私は気にしていませんでしたが、徒歩や自転車移動の高校生は、特に気にしているようでした。
この1.2が半々くらいで、一部3番も
3.不審者いる気がする
実際に見たことがあるという方もいましたし、見たことはないけど又聞きでいる気がするという雰囲気があるという事実がわかりました。
不審者の定義によって見え方は変わってくると思いますが、安全の欲求度が高い人類にとっては目についてしまう課題なのかも
他の地域でも掘り下げて行ってみると、課題が浮き彫りになってくるかもしれませんね。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
高校生はある意味では一番地域で一番の移動手段が限られてきた経験者とも捉えることがでると感じました。
(大学生になると地元を飛び出したり、車で移動したりで今まで不に思っていたことが自分の力で解決できるようになる)
地域の課題を解決してみたい!と思っているあなた。
まずは高校生にむけて授業やヒアリングをしてみてはいかがでしょうか?
今年のひつじサミット尾州は10月28日、29日
是非遊びに来てくださいね!
https://hitsuji.fun/