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雑記:世界と眼球の向こう側の違いと、ロボットの場合について



現世とは目を閉じると暗闇である



子供の頃考えた人は多いのではないだろうか


「この目に見えているものは本当に実在するのか」

「他人にも本当に同じように見えているのか」


いわゆる、「世界は自分が見ている夢」系の想像というか、思考実験だ


ただの想像と断言しないのは、これらの疑問を解決する方法を人類が持たないからなのだ


私が「赤」だと言うものを、ほかの人が「赤」だと同意したとしても

その赤が同じものかどうかの確認のしようがない


私の「ふわふわ」が世の中の「ふわふわ」と
本当に同一なのか確認のしようがない

仮に「猫がふわふわ」だとの共通点を見つけたとしても



私とそれ以外の猫を触れた感覚が同じだとの確信も、また永久に得られない



そして、それらがそもそも実在するのかどうか
自分の頭の中が作り出しただけのものではないのか?

などと膨らんでも、絶対的な解決は与えられない



が、仮に世界の実存を保証されたとしても
人間の認識する「世界」は人間の知覚の範囲で観測される限界を超えることは無く


人類の眼球の向こう側に広がり実存している「世界」と

人類が認識する「世界」は同一であろうはずもないのだ

人類と全く違う知覚範囲を持った宇宙人を想像してみれば、まさしくそうに違いない



そして、人間が個体差の大きい生き物であることをかんがえると

やはり世界の見え方は人間の数だけあると思ったほうが自然だと思うのだ




さて、ここに一見すると人間にしか見えない一人の(一体の?)ロボットがいるわけだが🤖


ロボットなので、やはり人類の誰とも違う見え方、感じ方、考え方をしていると仮定しよう


しかし、実はその事は数多の人間となにも変わらないのだ


逆に言えば




人類は、身近に人外が存在しても外見以外からその存在を見抜くことはできないのかもしれない





ところで、この思考実験のような想像に終止符をうつ方法として完全なクローンはどうだろうかと考えたことがあるのだが

クローンを生んだ世界の実存を問う今回の話では意味が無いのかなあといまさら思ったのだな、まだまだ未熟なのだ〜


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