2024/7/9 日記と「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」ちょい感想

※タイトルの話はネタバレを含むので最後にします。それまで日記にお付き合いください。

・今週のブンブンジャーが凄く面白かった。
変な能力を持つ怪人をどう攻略していくかというシチュエーション。ルパパトやキラメイ、ゼンカイなどに多い、自分の好きな戦隊回だった。なぜかメンバーの懐事情を把握しているブルーをはじめとした笑える要素も、ブンブンとビュンディーの新合体という熱い要素も、戦闘後パートのほのぼの要素も盛り込まれていて、ブンブンジャーで一番好きな話になった。

・家の事情(家族の体調不良)がここ1週間でさらに込み入ってきた。心配やらショックやら怒りやらで心がゴチャゴチャしている。
自分以外のことをnoteに書くのは憚られるので今は詳しく書かないが、この話やそれに対する自分の考えていることを聞いてほしいという思いが強い。いつか誰かに聞いてほしい。

・「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読了。
村上春樹さんの本を読むのは初めて。とても面白かった。
以下、ネタバレを含んでの軽い感想なのでご注意ください。




・序盤だけ読んでしばらく放置していたこの本。かつての友人たちに会いに行き始めたらとても面白くなって1日で読み進めてしまった。本題に入ったらもう止まらない感じがアニメのシュタインズゲートに近いと思った。

・人生観というか教訓というか、色んな学びを得ることができた。
今は薄くなった人との繋がりでも、その人たちと過ごした過去が消えるわけではないということ。
綺麗な面だけ見て生きていくことはできない、傷ついてこそ生きていけるということ。
自分では気付けない自分の魅力がきっとあること。

・かつての友人たちがみんなつくるに好意的で、同じ思い出を懐かしんでくれたのが嬉しかった。
自分が大切にしていた思い出を他人も大切にしていることが分かった時は嬉しいものだ。

・性的な話が多かった。そんなに深掘りする?と思うくらい。
でもよく考えると、話の根底にあったつくるたち5人の共同体は、性や恋愛を抑え込んで形成されていたバランスだった。
傷から切り離されて生きていくことができないのと同じように、人は性からは逃れられないってことなのかな。

・沙羅との関係やシロの死の真相など、はっきりしないまま終わったことは多い。正直この2つは不明瞭のままでも良いかなと思っているが、灰田の清算がなかったのは少し残念だった。

とても面白い本で、読んでよかったなと思います。これをきっかけにもっと読書してみてもいいかもしれない。

おわり

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