本当のLuna say maybeが聞きたくて【学園アイドルマスター感想】
下の投稿の続きの話です。
できればこちらから読んでください。
これはLuna say maybeのためにTrue endに辿り着いた話と、ちょっとした感想です。
未読の方はご注意ください。
はじめに
あなたは楽曲に恋をしたことがあるだろうか。
自分はつい先日、楽曲に対しての初恋をした。歌手にではなく、曲に。それがLuna say maybe。
初めて聞いてから1週間、ガチでLuna say maybeしか聞けなかった。他の曲を一切聞かず、脳内全てがこの曲に染められていた。
もう言い訳できないくらいこの曲が好きで、躊躇していた学マスを結局やりたくなってしまった。noteにコメントで背中を押してくださった方もいた(ありがとうございます!)ので、意を決して10/6(日)、インストール。
チュートリアルとSSRはもちろん月村手毬で。
ちょうど手毬ピックアップのハロウィン限定ガチャもあった。
もうこれは運命だと悟り、30回くらいリセマラして出たのでスタート。
ゲームの話
※アイドルマスターシリーズに触れるのは初めてのため、何が歴代伝統の要素で何が今作からの要素なのか知りません
育成について
他にやっているソシャゲが「ライドカメンズ」だったので、体力とステータスのバランスを取りながらやるものだという理解は早い段階でできた。
しかしステータスを高めるのに必要なカードの有効な切りどころが分からず、がむしゃらにプレイ。そんなので上手くいくはずもなく、なんとか3位に食い込めるレベル。
ようやくライブ、待ちに待ったLuna say maybe………だったが、MVの歌声とは程遠く、最後まで歌いきれず、表情もガチガチ、終わった後は息切れ。
ここで学園アイドルマスターの恐ろしさを知る。
これは本当にアイドルを育てるゲームなんだと。それから完全なLuna say maybeを聞くため、True endを目指す邁進が始まった。
True endの条件について
True endの条件設定、かなり考えられているなと感じた。
条件であるボーカル1000を目指した時に初めて、一つ倍率が高いステータスを作ってそこに高火力をぶつけるのが強いと気付けたから。
相談でアイテムをゲットできることに気付けたから。
そういう良い方向の設定もあるが…ずるいと思う面もあった。
それが、親愛度9。親愛度9になるためには難易度プロを解放しなければならず、そのためには初星課題をクリアしていく必要があり、その中に「異なるアイドル3人のプロデュースを完了しよう」というものがある。
手毬のためにやってるゲームなのに、他のキャラもプロデュースさせるだなんて!
他のキャラも可愛くて面白いだなんて!
センスだけでなくロジックの育成もやらせるだなんて!
センスばかりやってたからロジック凄い難しかったよ!
ハロウィンの手毬!好印象とやる気を並行させるの!(後に好印象特化のことねSSRを引き、そちらのやりやすさにビビった)
と、色々やらされている間にほかのアイドル、ひいてはこのゲームのことを好きにさせられているのだ。ずるい。
試験について
最初は3位しか取れなかった試験。
まったく引けない集中アップカード、最後の倍率高いターンで引いてしまうメンタルカード3枚。
やったことないけどローグライクカードゲーム──スレスパってきっとこんな感じなんでしょうね。
選べるカードの増加とセオリーの理解で初めて1位を取れた時は本当に嬉しかった。割とちゃんと歌えている姿も見ることができ、アイドルの成長を実感できた。
しかし、ようやく1位を取れるようになったところでぶつかる難易度プロの壁。今まで通りやっているはずなのに抜けないスコア。
またしても3位に逆戻り。悔しい挫折だった。
月村手毬の話
問題児
Luna say maybeを歌い、Luna say maybeで歌われているアイドル。彼女をプロデュースするのはもう確定事項。
プロフィールに「問題児」と書かれていたが、ただそういう印象で見られがちなだけだろうと想像して始めたら…本当に問題児じゃないか。
しっかり悪い面の方が目立ってる。
特筆すべきはやはり、とことん自制が効かない性格。結局のところ手毬の欠点はここに収束すると思う。食べ過ぎ、飛ばし過ぎ、人に対して言わなくていいことを言ってしまう。
どうやらLuna say maybeでは美化された部分を聞いていたようで、正直ちょっと戸惑った。
練習に関しては本当にストイックだと感じる部分もある(まあ言い換えれば努力の自制ができないということなんだろうが…)。
能力について
歌唱力は申し分ないが、それを十分に発揮するスタミナがない。短所が完全に長所を打ち消してしまっている。
しかしそれは、克服さえできてしまえば実力以上のパフォーマンスを維持し続けられるバケモンということ。そんなアイドル見た過ぎるじゃん!
最初の五角形グラフからも分かるように信頼度ゼロでのスタートだったからこそ、信頼されていく過程の喜びはひとしお。
頑張りたい手毬の意思も尊重して長所を活かし、短所を消すプロデューサーの方針は的確で凄いな…。凄いからなかなか自分とは重ねられなかった。
Luna say maybe
彼女のことを何も知らない自分でもこのキャラのことを表した曲なんだろうなと思った。
なのに、本人はこう宣う。
プロデューサーと一緒に吹き出した。信じられなかった。
でもそれもTrue endで見られる第3話の布石だったんですね…;;
最高のステージ
10月12日の深夜。寝る前に1回プロデュースやっておこうと思って始めたら、ありがたいことにSPレッスンも出るし強そうなカード(飛躍、ハイタッチ)を引くこともできたしでスコアが劇的に伸び、1回の再挑戦だけで最終試験1位を取ることができた。
そうなると、もう眠気は吹き飛んだ。
解放された親愛度9のストーリー、Luna say maybeの3話と夢中で見ていった。
今思うと、天邪鬼な手毬のことだから最初から「この曲は自分のことだ」と思った上で「性格が違いすぎて」とか言ってたのかもしれないな。
それか、自分自身でも嫌いな自分の一面を突きつけられて認められなかったか。
どちらにしても、それは過去の話。今の手毬は自分の性格を認めて、歌に心を込めて歌えるようになったのだ。それは間違いなく成長。Luna say maybeとも重なる。
そして、ステージが始まる。
そこにいたのは手毬自身を認め、弱点を克服し、プロデューサーのことを信頼してくれている輝かしいアイドル月村手毬。
何度も聞いたあの素晴らしい歌声を、大観衆の中で見事に歌い切ってくれた。
今までのライブでは聞けなかったCメロとラスサビは、転調からのライト演出や観客の歓声、手拍子の盛り上がりが凄かった。
この曲は作詞作曲の美波さんだったり編曲の真船勝博さんだったり声優の小鹿さんだったり、演奏の方々だったりキャスト・スタッフさんが作ったものだということはもちろん分かっている。
でも、このライブシーンでは幸せな錯覚をさせてもらえた。「ああ、自分が恋したあの曲は他ならぬ自分自身のプロデュースで手毬と一緒に作り上げたものだったんだ」と。
親愛度10はまだ達成できていないからストーリーすべてを見届けられたわけではないけれど、True end、完全なライブという自分にとっての大きな一区切りの感動のままここまで書いてしまいました。
おわりに
Luna say maybeの歌詞は紛れもなく月村手毬についてだが、月村手毬の全てではない。
それが学マスをプレイして分かったこと。
彼女が本当はどんな人間なのかということは実際にプロデュースしてみなければ分からなかっただろう。言ってしまえば悪い面も、そして当然良い面も含めて。
何も知らずフルバージョンを聞くだけでは分からなかった彼女のことを、今回ちゃんと知った上で改めて聞くことができて良かった。
Luna say maybeのこと、もっと好きになれたよ。
そして、「自分が恋した曲を担当アイドルとともに作り上げていく」という今までしたことがない体験ができた。
ありがとう学園アイドルマスター。
余談
他のアイドルのプロデュースをするかは未定。「私だけのプロデューサー」なんて称号貰ったのに他のアイドルのところへ行くなんてできる気がしない。
しかし、ちょうど今やっているライドカメンズでエージェント(アイマスのプロデューサーに近い存在)の公平性が問われるストーリーが展開されているのもあって、プロデューサーもプロデュース対象全てのアイドルに公平に接するべきなのではと思い始めている。
でもその「公平」が「全員の親愛度を高水準で揃える」という形になってしまうのは…いいのか………?甘々なトゥルーエンドを見てしまったから、それで良いとはとても思えない。
そもそも、この作品の世界線ってどうなってるんでしょうか。
他アイドルのプロデュースは全部パラレルとかなら切り替えられそうではあるけど、どうなんだろう?どなたか教えていただけると幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
おわり