これをみたらきっと行きたくなるはず 〜六合(くに)〜
2年ぶりの野反湖。
わたしが生まれ育った地域から車で30分の場所にある。標高は1500mあって、街中では猛暑日だった日でも気温は28度ほど。まさに避暑地だ。
日本でいちばん素敵な村
故郷の名は六合(くに)。その読み方の由来は古事記からきているそう。自分と同じ変わった名前で、妙に親近感を感じる。
この素晴らしい景色が小さなころは身近にあって、その素晴らしさには気づいていなかった。
東京での学生生活を終えて働きはじめた今、那須という自然豊かな場所に住んでいる。それでも六合の自然は格別だと感じる。
「日本で最も美しい村」連合にも加盟しているので、あながち個人の主観によっているわけでもない。
白樺と湖を望む極上トレイル
野反湖一周9.5kmを走った。大人になりトレイルランをはじめ、このコースがどれだけ素晴らしいかより良くわかる。
(ここ3年ほど開催を見送っているSPA TRAILの一番の見所にもなっている。日本を代表するトレイルランナー鏑木さんの目にも留まる極上のトレイルだ。)
高低差の少ないシングルトラックに心地よい風が吹き抜ける。ふかふかのトレイルは足に優しい。
湖を横目にリズムを刻む。
6月下旬はツツジが満開で、青い空と湖、緑色の森とのコントラストに圧倒された。まるでカナダのような風景。
ちなみにカナダには行ったことはない。
標高が高いため、白樺の木がそこかしこに生えている。高い山でしかみられない、綺麗な木肌でお気に入りの木だ。そんな白樺に囲まれたトレイルと気持ちよく駆け抜ける。
帰りはちょっと寄り道。弁天山に登った。
山頂から隣町の草津を望む。
あっという間の1時間。走り終わったあとは富士見峠の売店でコケモモジュース。小さい頃に飲んだこの味を噛み締めながら流し込む。
あなたの大切な故郷は?
みなさんにも大切な故郷はあるだろうか?
自分を育ててくれた地域の人たちへ近況報告をしに1年に1度は帰ってみては。
きっと昔のご近所さん、よく通っていたお店の人、友達のお父さんお母さん、みんなが楽しみに待っているはず。
私の故郷六合には、山間の小さな村の暮らしと日本の原風景が残っている。
では!