アイロンビーズでWindows9x系の16色スモールアイコンを作ろう
アイロンビーズでこんなものを作ってみました。
遠くから見た方が分かりやすいでしょうか。
Windows9x系にあたるWindows95/98/MeなどのClassicスタイルのOSに触れていた方であれば、懐かしみを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Microsoft Windows Me
私はというと、Windows Meユーザだった高校生の頃を思い出します。そう、「めもりーくりーなー」が手放せなかった頃の淡い思い出を…
アイロンビーズとの再会
先日、長女(3)と妻が、保育園のお友達のおうちでアイロンビーズ(カワダのパーラービーズ)を初体験したところ、どハマりしたらしく、ここ最近毎晩、何かしら作っています。20数年ぶりに再会した私もまたハマりました。
長女は、ハートや星など型枠に好みの色のビーズを敷き詰めたり、大人が輪郭線として敷いたビーズの内外の空いた残りのスペースを埋める手伝いをするなどして楽しんでいます。もう少し余裕が出てきたら下絵の色に合わせてビーズを並べられるのかもしれません。集中力や達成感、創造力など得られる良い遊びだと感じています。
妻や私はネットで検索して出てきた作例を真似してみたり、祖父母の似顔絵などを作ったりして遊んでいました。
ただ、もう少し凝ったものを作ってみたくなったのでした。
まだ先人に開拓されずに目新しさがあり、ドット数と色数も少なめで簡単に作れる、思い入れのある何か…
4ビット16色の16x16ドットのWindowsシステムアイコン?
用意する16色とは?
ここでいう16色というのは下記の16色になります。
File:Windows 16 color palette.svg
カラーコードの詳細は下記を参照ください。
http://www.tohoho-web.com/wwwcolor.htm
これらの色は、最近で言うところのいわゆる「標準16色(Basic 16 Colors)」と呼ばれるものになります。標準16色は、今回のアイコンの色を構成しているWindowsVGAパレットに基づいた色として定められたものです。
ちなみに、OS標準のアイコンが4ビット16色だったのはWindows95までで、Windows98から8ビット256色になりました。ただ、98以降も4ビット表示用のアイコンは用意されており、今回作成したのもそちらになります。
この伝統の16色があれどんなものでもそれなりに表現できるのでは?作品の雰囲気は25年以上前に戻るかもしれないけれど…
標準16色をアイロンビーズで手配できるのか、早速パーラービーズのサイトを確認してみました。
2021年4月現在、ビーズの色のラインナップは60色以上あるようです。多い!2017年時点での57色版のカタログは下記でした。
近くのビックカメラにそれなりに取り扱いがありそうだったため、実際の色を見比べながら標準16色に近い色を見繕ってきました。ちなみにビーズ単色で買う場合、1色あたり約1000ビーズ入りで、実売価格176円でした。遊べる時間を考えると安く感じますね。
探しているの図
色の選定は簡単に決まるかと思いきや、なかなか迷います。特に、silver&gray、purple&fuchsia、navy&blueの組み合わせだったり、olive、tealをどの色にするかといったところは迷います。選択肢が多すぎて迷います。
選んだ色で、試しにカラーチャートを作って比較してみました。
いかがでしょうか?
参考までに、上記のアイロンビーズは左上から時計回りに、くろ、ちゃいろ、みどり、おうどいろ、あお、むらさき、あおみどり、ライトグレー、しろ、スカイブルー、つつじいろ、みずいろ、きいろ、きみどり、あか、はいいろ、になります。
また、アイコンのデザインは、ドット部分が陸続きになっているとは限らないため、これらに加えて連結用の透明色もあった方が良いかと思います。
今回、明るい色と暗い色が近寄り過ぎないようにあえてメリハリを付けてみたところもありますが、改めてサイトのラインナップを見てみたら、もう少し最適な組み合わせもあったかもしれません。青系とピンク系のラインナップが多いので難しいです。
なお、冒頭に添付した作例写真は色々と試していたこともあり、上記の選定色から所々変わっている箇所があります。
アイコンはどこで手に入るの?
下記の記事を参考にWindows98のアイコンデータを取得することができます。アイコンデータの中から、作りたいと思った、16x16ドットのスモールアイコンの4ビットカラー版の画像を保存しておきます。
20年経っても色あせないWindows 98のアイコンを無料でダウンロード可能な「Windows 98 Icon Viewer」 - GIGAZINE
保存した16x16ドットの画像データを見ながらアイロンビーズを敷き詰めていく訳ですが、そのままの画像サイズではドットが細くておそらく見えないので、拡大する必要があります。ただ、スマホ等の標準の画像ビューワの機能で拡大すると、拡大時にアンチエイリアス処理がかかり、エイリアス(ジャギー)が除去されてしまい、ドットの区切りや正確な色の識別ができなくなってしまうことが多々あります。そのような場合は下記の記事等を参考に、メディバンペイント等のペイントソフトでアンチエイリアスの処理がかからないように拡大しましょう。
【Photoshop不要】フリーソフトでドット絵をキレイに拡大する方法 | LiCLOG
右のように表示して進めましょう
楽しい…!
いかがでしょうか。
みなさんも作ってみませんか?(唐突
最後まで読んでいただきありがとうございました。