長江デルタ地域における専利譲渡数、12年間で358件から35,504件に増加

2024年1月31日、上海市科学学研究所、江蘇省科技情報研究所、浙江省科技情報研究院、安徽省科技情報研究所が共同で『2023長江デルタ地域協同イノベーション指数』(以下「報告」)を発表しました。

報告によると、2022年における長江デルタ地域内の専利譲渡数は、2011年の358件から35,504件に増加し、協力発明特許は10,640件で、2018年と比較してそれぞれ3.55倍および1.77倍増加しました。また、地域内の3省1市間での技術契約の取引額は1,863億4,500万人民元に達し、2018年に比べて4.19倍に増加しています。

専利譲渡の方向性を見ると、2011年は主に上海から江蘇省、浙江省、安徽省へ特許が移転されていましたが、2022年には浙江省、安徽省、上海市の技術移転がそれぞれ輸入を上回りました。具体的には、浙江省では輸入専利よりも814件多くの専利が輸出され、安徽省では1,405件多くの専利が輸出されました。 また、専利譲渡の産業分野に関しては、2011年から2022年の間で、長江デルタ地域の3省1市間における専利譲渡数の多いトップ5の産業は、新素材、エネルギー節約と環境保護、新世代情報技術、ハイテック設備製造、そしてバイオ産業の順でした。

この記事は、2024.W44(2024年 第44週)の毎週知財新聞から抽出したものです。

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