第4回 ファシリテーター養成講座
今回からの研修は、一ノ宮地区、妙義町で行われた座談会ふまえてワークを行います。実際に出てきた意見をこれまで研修で学んできたことを生かしてまとめていきます。大忙しの研修になるぞ〜!!!
前半戦は、座談会ごとに「課題の構造図」の整理です。第1回の研修で学んだことを思い出し、作業を進めていきました。
課題の構造図を描こう
《 STEP1 付箋の再統合整理 》
まずは全てのグループの付箋を合体し、再度統合・整理をしていきます。座談会ごとに模造紙を広げ、手分けして、似ている内容や近い内容をA3の紙にまとめ直していきました。
全体を把握してから個別にまとめていくという高度な内容でしたが、 お互いに声を掛け合い、テキパキと話し合いながらまとめ、 分類名をつけていきました。
《 STEP2 分類名を課題のかたちに書き直す 》
次に、課題の構造図を描きやすくするために、各テーマで分けた付箋の分類名を課題のかたちに書き直します。話し合い、書籍を参考にしながら、書き換えていきました。書き換えることによって新たな分類ができたり、付箋の場所を変えるという作業が発生しましたが、何度も往復して考えながら、少しずつまとめの精度をあげていきました。
▲ 緑の付箋の分類名を課題のかたちに書き直していきます
▲ 赤い付箋が書き直した分類名
《 STEP3 因果関係を構造的に整理する 》
課題の整理ができたら、各課題の関係性を整理し、課題の構造図を作成していきます。ペアになり、課題と課題のあいだにない視点や抜けている課題を追加しながら課題を整理していきました。
整理ができたら 、 SDGsの17のゴールで見直し、書き漏れがないか、またバランスが取れているか確認します。最後に矢印の中に、A→B→C→Aとぐるぐる回り、負の循環を強化している部分(負のループ)を見つけます。
《 STEP4 1つのループ図に集約する 》
各ペアでつくった課題の構造図を共有し、1つに集約していきます。お互いの課題の構造図を見比べて、足りない課題や視点がないか、また負のループがどこにあるかなどを確認していきました。付箋を補いながら、一つひとつ因果関係を確認して、大きな課題ループ図を作っていきました。
▲ 完成した「課題の構造図」。1枚目が妙義町。2枚目が一ノ宮地区。
後半戦は第2回で学んだ「問いを立てる」ワークです。
問いを立てよう
《 STEP1 コアイシューを6つ定める 》
それぞれの課題の構造図と整理した付箋をよくみて、課題に大きな障害や影響を与えている事象、また状況の鍵を握る出来事であるレバレッジポイントと投票シールが集中している課題を探し、その部分を中心に次の座談会でどの課題に取り組むか決めました。
《 STEP2 問いを立てる 》
再びペアになり、それぞれのコアイシューの担当を決めました。1コアイシューに対し、問いを3つ考えます。問いを立てるときは、その状況を具体的にイメージすることが大切です。座談会を思い出し、想像を膨らましながら、状況をフォーカスしていき、ワークシートに沿い、問いを立てました。
▲ 完成した「問い」の抜粋
2時間半、ギュッとつまった今回の研修。次回は、最終回となる第5回目の研修です。座談会2回目のアイデア出しのワークの結果から、いよいよ、未来をかたちにしていくビジョンを描くワークを行います。
( 2020年11月26日 実施 )
※ 本講座は、新型コロナウイルス感染予防を徹底した上で実施しました。
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この研修では、毎回の研修の様子を「ニュースレター」としてまとめています!良かったらこちらもご覧ください!
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