第5回 ファシリテーター養成講座
いよいよ最終回の研修。今回も座談会の結果をふまえ、未来ビジョンを整理し言語化するワークをします。
未来ビジョンについて学ぶ
はじめに未来ビジョンについて、その役割とポイントについてインプットがありました。中でも、大切なポイントとして「個人の思いを緩やかに束ねる」ことがあります。ビジョンとは、世界最高峰エベレスト登頂のようなみんなで目指す実現に困難を伴う高い目標を決めることではなく、どちらの方面に向かうか、目的地を緩やかにみんなで決めることです。みんなが共感できることを最優先に、同じ山を一緒に登ることを楽しみましょう。
未来ビジョンを描いてみよう!
インプットを受けたあと、未来ビジョンを描くワークをしました。
※ 本来、未来ビジョンを描くワークは6つありますが、今回の研修用にステップを抜粋して行いました。
《 STEP1 未来への宣言を集約し、未来象グループをつくる 》
座談会で生まれたアイデア(=未来への宣言)を再統合・整理していきます。前回同様、全ての付箋を把握し、整理していく作業でしたが、参加者は手分けして着実に作業を進めていました。ある程度、整理ができたら、グループ名を「〇〇の未来」という未来像の言葉にしていきます。整理された付箋を読み、それらを言い表す言葉を考えていきました。どんな言葉にすれば、内容を表現できるのか、参加者は最後まで粘って考えていました。
▲ 整理された赤い付箋。妙義町の座談会で出たアイデア。
《 STEP2 SDGs視点で見直す 》
SDGsのゴールをみて、未来像がどのゴールに関係しているのか確認していきます。イシューマップにそれぞれの未来像グループが関係しているゴールを記入し、視覚化しました。
未来ビジョンをつくる際には、イシューマップに書き込まれたバランスを元に、抜けもれている項目はないか、誰一人取り残していないか、など確認していくことが大切です。
▲ SDGsのゴールを円環上に配置した「SDGsサークル」に未来ビジョンを照らし合わせてみた結果。「まちづくり」と「パートナーシップ」が多いことがわかり、未来ビジョンを確定する際にそれ以外の部分に配慮した方がいいことがわかる。
(STEP3 行政・首長・外部専門家視点で確認する)
※ 本研修では割愛しました
《 STEP4 未来を具体的な姿で表現する 》
未来をつくることは、未来を表現することからはじまります。
高知県佐川町のビジョンワードを題材にしながら、ビジョンワードを作る5つの技法についてインプットがあった後、実際にビジョンワードを考えていきました。アイデアを出すときと同じように、ビジョンワードも数を出すことによって、洗練された言葉ができあがります。
▲ いくつもビジョンワード候補をあげていきます。
▲ 完成した「未来ビジョン」の抜粋
(STEP5 全未来像を一つの言葉に集約する)
※ 本研修では割愛しました
(STEP6 ビジョンをメディア化する)
※ 本研修では割愛しました
最終回となる今回も最後まで熱気に満ち溢れた研修でした。約5ヶ月間、毎回宿題もあり、てんこ盛りの研修でしたが、一生懸命取り組んでいただき、ありがとうございました!今後も座談会等でのみなさんのご活躍、楽しみにしています。本当にお疲れさまでした!
( 2020年12月25日 実施 )
※ 本講座は、新型コロナウイルス感染予防を徹底した上で実施しました。
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この研修では、毎回の研修の様子をニュースレターとしてまとめています!良かったらこちらもご覧ください!
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