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第6章vision機能(6)「六本木のパブリックアート」で遊んでみたiPhone+ChatGPT 

美術館や展覧会にも行くけれど、街で偶然見かけるパブリックアートも好きです。

広範囲に点在するパブリックアートを巡るには、かなりの時間がかかりますよね。
でも、パブリックアートが集まっている場所なら、短時間でもたくさんの作品を楽しめるかもしれません!

ふと思い出したのは、六本木ヒルズにもいくつかパブリックアートがあること。それで、このエリアに絞ってパブリックアート巡りをしてみることにしました。

ChatGPTに「六本木周辺で屋外のパブリックアートを巡りたいので、2時間で回れるコースを教えて」とリクエストしてみました。

所要時間約2時間、徒歩で移動距離約3kmのコースが紹介されました。

1.六本木ヒルズアート&デザインストリート
2.森美術館(期間限定のアート作品)
3.国立新美術館前のパブリックアート
4.東京ミッドタウンの「21_21 DESIGN SIGHT」周辺に点在する彫刻
5.ミッドタウンガーデンのパブリックアート

まずは、六本木ヒルズの中央広場にある「ママン」という巨大な蜘蛛の彫刻を目指して出発しました。

天気も良く、青空を背景に「ママン」の素敵な写真が撮れました。

早速、「このアートを詳しく解説して」とChatGPTに入力してみました。

すると、「ママン」というタイトルはフランス語で「お母さん」を意味することや、作家のルイーズ・ブルジョワの母親への深い愛情と、繊細さの中にある強さを表現した彫刻作品であることがわかりました。

さらに興味が湧いてきたので、「その他に面白エピソードがあれば教えて」と入力してみました。


作家であるブルジョワは「蜘蛛は糸を織るのと同じように、壊れたものを修理し、守護する存在」としていたことや、巨大な「ママン」を屋外に設置する工夫などについても教えてくれました。

今までぼんやりと見ていたけれど、ChatGPTで「ママン」を調べてみて味わい深くなりました。
ChatGPTが、六本木ヒルズと共に教えてくれた「デザインストリート」は、メインストリートであるけやき坂通りとさくら坂通りの歩道上にある13人のデザイナーによるストリートファニチャー(街路設備)のことです。

そこに行く途中に、森美術館に寄ってみることに。

ところが、なんと、休館日! 残念だったけれど、気を取り直して「デザインストリート」へ向かいました。

透明な椅子を見つけたので「このアートを詳しく解説して、面白エピソードがあれば教えて」と入力してみました。

てっきり、作品の隣に書いてあった「雨に消える椅子」についての解説が見られると思ったら、「おそらく現代アートの一環として設置されたパブリックアート」であると説明されました。

詳しい説明として、素材以外にも、想像して様々な考察をしているChatGPTは興味深かったですが、作品の解説ではなかったので「このアートは、雨に消えるイスです」と入力してみました。

ようやく「雨が降ることで、透明は素材がさらに目立たなくなり、文字通り「消える」ように見える演出がこの作品の特徴です」と解説してくれました。

タイトルを伝えると、説明が近づくのかもしれないですね。

その後、国立新美術館前のパブリックアートを目指して歩き始めました。

ところが、またしても休館日!

再度、気を取り直して向かった「21_21 DESIGN SIGHT」も展示替えのため休館でした。

目的地が3つも休館とは……、ある意味大当たりでしたが、休館日ではないかをChatGPTに聞くか、あるいは、調べてから来るべきだったと反省しました。

そして、最後の目的地、ミッドタウンガーデンのパブリックアートに向かいました。

ミッドタウンの敷地内でいくつかのアートを見つけて「このアートを詳しく解説して、面白エピソードがあれば教えて」と入力してみました。

しかし「アート作品というよりも、建築の一部である可能性が高いです」とか「建築とアートが融合したパビリオンのように見えます」などと言われたり、あるいは、その作品に似た別の作者の作品と間違えられたりするのが続きました。

仕方ないと思いつつも、このまま終わるのもちょっともったいない気がして、せっかくだからパブリックアートの写真を素材にして画像を作ってもらうことにしました。

ママンの写真を素材にして「このアートでウェディングドレスを作って」と入力すると……

「こちらが、蜘蛛の彫刻をモチーフにしたウェディングドレスのデザインです。蜘蛛の脚や蜘蛛の巣をイメージしたレースのディテールが特徴で、非常にアバンギャルドで芸術的な印象のドレスとなっています。現代的な花嫁にぴったりなユニークで大胆なデザインです。」

斬新なデザインにびっくりしました。 

次に「このアートでハンドバックをつくって」と入力!

「こちらが、滑らかな彫刻をモチーフにしたハンドバッグのデザインです。曲線的でミニマルなデザインに加え、中央に特徴的な開口部があり、現代的でアーティスティックな仕上がりとなっています。このバッグは、機能性とアートを融合させたスタイリッシュなアイテムです。」

機能性がありそうには見えないけれど、なんか強そう!

最後に「このアートで部屋のインテリアを作って」と入力しました。


「こちらが、大きなバラの彫刻をモチーフにした部屋のインテリアデザインです。バラの形が壁や家具に反映され、自然光がたっぷり差し込むエレガントで洗練された空間となっています。」

薔薇の主張が強いけれど、ユニークな部屋!

パブリックアートをめぐって写真を撮ってChatGPTに聞いてみたら、「ママン」のように正しく、詳しく教えてくれることもあれば、正確には認識できない場合もあるとわかりました。

ChatGPTを情報を知るために使うのもいいけれど、撮ったアートの写真をさらに別の視点のアートに展開するもの楽しいなと思いました。
おしまい

執筆者/おとーわん https://x.com/otousan19

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