【アーカイブ】2022年10月度「日本特許庁APIについて学ぶ」
2022年10月度の知財DX推進勉強会のアーカイブです。
「日本特許庁APIについて学ぶ」というテーマで、日本特許庁APIの概要説明と、多数の知財関連セミナーにご登壇されている椿先生(椿特許事務所長)によるハンズオンセミナーを行いました。
概要
・テーマ:日本特許庁APIについて学ぶ
・日時:10月5日(水)19:00 ~ 20:30
・場所:Zoom
・対象:知財業界のDXに興味のある方ならどなたでも
日本特許庁APIの概要
ハンズオンセミナー(椿先生)
補足
プログラムコードの入手先
Googleアカウントの作成方法
まとめ
特許情報のAPIサービスについて(概要)
日本特許庁APIでは、日本国内の特許の書誌情報、経過情報、発送・提出書類の本文を取得できる。
海外の主要国ではアメリカ、欧州特許庁、韓国がAPIを提供しており、特にアメリカは充実している。
特許庁APIのGoogle-Colab(WEB-Python)からの利用(ハンズオン)
Google ColabとはWEBブラウザ上でPythonプログラムを入力・実行できる開発環境。特許庁APIを使って、特許情報を取得することも可能。
特許庁APIの利用は、トークン取得用URLにアクセスして、認証を受けて、アクセストークンを取得する必要がある。
トークン取得用URLと認証用アカウントの取得には、特許庁APIの利用申込が必要。Google Colabでの特許庁APIのアクセストークン取得方法は資料P.19 - 26参照。
特許情報取得APIでは、出願番号をパラメータとして、特許の書誌情報(発明の名称、出願者、発明者、代理人、出願日、経過情報など)が分かる。
Google Colabでの取得方法は資料P.27 - 35参照。特許情報取得APIで取得した情報を、過去の取得情報と比較することで、更新事項を知ることが出来る。これは競合他社ウォッチに使える。
Google Colabでの取得方法は資料P.36 - 37参照。特許登録情報取得APIでは、登録番号や登録日、次回の年金支払期日など、登録に関する情報が取得できる。この情報の一部を用いれば年金管理に使える。
Google Colabでの取得方法は資料P.38 - 39参照。
受講者からの質問・感想
日本の特許庁APIは試行提供であり、提供中止の可能性を考えると、活用検討するのはためらわれる。
※補足:2022/9/14に特許庁は「APIによる特許情報の提供は廃止することなく継続」する旨を発表
https://www.jpo.go.jp/system/laws/sesaku/data/api-provision.html競合他社調査については、WIPOのPATENTSCOPE検索システムのRSS通知機能が便利に使える。
※参考:PATENTSCOPE検索ユーザーズ・ガイド
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