ハルハウス日記から「いじめと遺書と」
こんにちは、CO-CEOの高橋です。
かつて私の母は、伊豆白浜の地で宿泊型フリースクール「ハルハウス」を営んでいました。
母が子供達との日常を綴ったハルハウス日記は、ホームページの人気コンテンツでした。
テクノロジーの進化により、オンラインで学ぶという事が当たり前の世の中になりましたが、根底にある子供達やそのご両親が抱える課題は、いつの時代でも変わらないのでは無いかと感じています。
ハルハウス日記からピックアップしてお届けします。
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◾️2006/10/9「いじめと遺書と」
一年前に自殺した女の子の遺書についてテレビが報道しています。
遺書の存在が報道されるまで学校も教育委員会もいじめはなかったといっていた、3000もの 抗議の電話やメールがあるまで自分達の責任をみとめようとしなかったなんて・・・
教室で首をつったという子どものかなしい訴えに耳を傾けようとしなかった大人たちが、そこに頭を下げていました。
その謝罪の様子をみながらみんな怒っています。
「まだこの校長は『いじめが全ての原因ではなかった』なんて言っちゃって。こういう校長だから こそ学校にいじめが横行するのよね!」
以前私が働いていた女子校でも時にいじめが問題になりました。
ある若い担任が校内で問題になったことを愚痴るつもりか、 「でも・・その子も、ちょっといじめたくなるようなタイプなんですよ。なんというか・・・」 その時私ははっきりいいました。
「もし担任のあなたがそういう気持ちなら、それはいじめている子の肩を持っていることにな り、もっとはっきりいえば一緒にいじめていることになってしまう。クラスにいじめをなくすに は、『どんな場合でもそれは悪い事だから私は許さない!』という態度じゃなければね。」
中学生がごはんを食べながら「うちのクラスにもいじめられている子がいる。その子がいない時にその子の机を汚い物のように扱ったりしている。」
どこにでもあるいじわるが集団でやるものへとエスカレートする前に、担任の先生早く手を打ってくださいね。