私の師、メンターの教えと別れ②
3年程経った頃オーナーとお姉さん的存在の方が喧嘩になりました。
オーナーによるお姉さん的存在への対応が、言い分も聞かずにクビという気持ち良いものではなかった事もあり、まだまだ若かった私はその時のお姉さん的存在の方からの話だけしか聞かずに一緒に辞めますと言って、立ち上げメンバーの私達は退職する事になりました。
退職する最後の日、オーナーと二人だけで話をする事になりました。
いくら功績、成績を残してきた私とはいえ、オーナーの性格的にも引き止められるとは思いませんでしたがどんな話があるのだろう?と思いました。
「こんな形になったけど、不動産事業がここまでなったのは浅井のお陰だと思ってる。」
「浅井は会社経営をするだろう。」
「だからこそ浅井に対して伝えておきたい事がある。」
「1億円1度でも持ってみなさい。
もしも1億円何かで無くなる事があったとしても復活出来るから」
「数千万円は時勢や運だけでも持つことが出来る事がある。
1億円持つには、経験や実力、人に愛される力、周り世の中が必要とする事を考える力、収入だけでなく支出の管理出来る等いろんな事が必要だという事がわかるよ。」
「浅井なら出来るよ。」
この言葉が私の師、メンターとの最後の言葉です。
それから胸張ってお会い出来るような自分になったら会いに行こうと思っていました。
気づけばその方とバリ島へ行ってから、毎年数回バリ島へ行くようになり、1億円持つ事が出来たり、ベントレーも2台乗りましたし、筋肉トレーニングも継続していたりと非常に影響、刺激、学びを頂いた方だなと改めて思います。
しかし、喧嘩別れのようになった15年程前から会いに行く事が出来ないまま
今年別れが訪れました。
歳を重ねる毎に出会いもありますが、別れもあります。
出会いを大事にして、そのご縁を育み、別れの際、自分自身にも後悔しないように日々を過ごしたいと思います。
ipc Interschool 代表
浅井理仁