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vol.2 振込処理に正しく関心持ててる?外部の人がいればスムーズにいく話

こんにちは、ipartners代表の三浦です。 これからnoteに経理などバックオフィスに関するTIPSなど、私が日々の業務で感じること、実際 に経験したことなどを共有していきたいと思います。

第2回目の今回は、「振込処理」に関心を持てていますか?です。
銀行のWebサイトを使うのが一般的ですが、その時にかかる手数料が実はATMの方が安いなんてことがあるんです。普段なかなか気づきづらい問題です。
他にも、実は銀行変えればもっと安くなったりだとか...銀行によって振込手数料が違う...なんて話とか。

振込手数料が毎月1万を超えていたりしませんか? しっかり条件を理解していれば数千円安くなるなんて事例もあります。あなたの銀行選び大丈夫ですか?
*ただ、あまり手数料を下げるのにこだわり過ぎて、もっと面倒になることもあるのでほどほどに。

〈インタビュー〉

振り込み時の手数料問題って面倒でついつい後回しにしている部分ですね。
確かに銀行によって一定条件で振り込み手数料が変わっている、それだったらメガバンクとネットバンクを上手く分けて使って、振込手数料をうまく削ればいいじゃん...なんて話もありますが。

そうですね。使い分けるのも大事です。しかし、振込にネットバンクを使うにあたって、どのプラン にするのかきちんとやらないといけません。登録したはいいけど使いたい機能はプランが違ったとか、振込データの外部システム連携ができないとか...

なるほど...一概にどことどこを使えばいい、なんて話ではないわけですね。

そういうのをちゃんと考えた上で銀行を選べているか?というのが問題ですね。その辺の運用とかをちゃんと考えるだけで、月額数万円単位で安くなることがあります。
以前勤めてた会社で、50~60人社員がいたのですが、交通費の精算や給与など社員に払うものを銀行を変えるだけで本当に月7~8万円変わったという事がありました。

かなり大きいですよねそれって。知らないだけであって、
もったいないことをしているなっていうところが出てきますよね。

ですね。私は契約を頂いた時にはまずこういうところをチェックしています。銀行にもよりますが、社員の給与口座を同行同支店にまとめると振込手数料が0円になります。一件あたり何百円っていうのが0円になるっていう話なんですから、検討はしたほうがいいでしょうね。社員に口座を作ってもらわなければいけないっていう一手間はありますが(笑)

その手間を1回クリアすればその先何ヶ月も月単位で数万円浮くというわけですね。

実際、多くの会社を見てきましたが、やっている会社とやっていない会社が大きく分かれています。やっている会社は本当に徹底してやっているんですよね。

これはもう必ず取り入れたほうがいいですよね。

これからやるって考えると既存社員の手間が発生するので、どのように取り入れるかも1つテー マです。そこは前回の小口現金と同じで、やっぱり社員が表立ってやるよりも外注入れてやってもらった方が楽ではあります。

語弊があるかも知れませんが、うまく外部の人に言ってもらう、といった方向性ですね。
トップダウンの方が「仕方ないか...」ともなりますし、それが外注さんなら、なおさらですね。他にも取り入れた方がいい!と思うものってありますか?

E-taxやrLTAXなどの納税サイトですね。
まず源泉所得税とは?…という話になりますが、(簡単に)給料とかにかかってくる個人の源泉ですね。 会社が預かって国に納付するものでこれは二つの納付の仕方があります。

①年2回まとめて払う
②毎月払う

人数が多くなってくると「年2回まとめて」になると金額が大きくなるので、毎月払う会社さんが多いですね。

確かに金額が大きくなってしまうので、分割で払う方が安心できますね。

毎月払う方だと翌月の10日までに納付するっていうルールがあります。したがって、10日に納付、送金処理をするために窓口に行く人が多いです。ただ実はE-taxを使えば簡単にできるんです。

どんなサービスなんですか?

E-taxなどのサービスは国が出しているものです。このサービスをちゃんと使えばネットバンキングとつなげて納付ができます。納付完了すれば国の領収明細が、全部PDFで飛んでくるっていうサービスなんです。

とても簡単ですが、実際、使い方がわからない、という方も多いのでは?

そうなんです。結局 e-taxの使い方がわからないって言うのが一番のポイントで、使い方がわかって使い方を調べれさえすればできます!ただここでも問題が出てきます…

今まで行っていた方法からシステムを変えるかどうか…というところでしょうか?

その通りです。現場の経理では、「新しいシステムが使えるかどうかを調べる」という作業が日々の業務にプラスされることになります。通常の仕事は減らないのに、新しいシステムを調べてまとめて報告する、という業務が増えたら労働時間が増えてしまいますよね?

そうですね。上に提案するために労働時間が増える…となると「今のままでいいのでは?」という意識になってしまいます。

経理の業務改善が進まないのはこういったところにあると思います。元々本業では無いシステムの調査や、実際やってみないわからない事が多いシステム導入などが通常業務にプラスされてしまうため「今のやり方を変えない方が楽」という感覚になりかねませんね。

結局どうすればいいのでしょうか?

いろんな会社を見てる経理を雇ってみましょう!(笑)
何が言いたいのかというと、経理の人が日々の業務が減らないので時間が取れず業務改善の調査ができない…それならば、すでにシステム化した業務内容を知っていて、改善部分もわかっていて、かつ比較提案もできるような人がいれば提案から実行まで全てできてしまうわけです。ここまでくると「経理の外注」という枠から外れている気がしますが(笑)

なるほど…実際に見てきたから言える話ですね!しかし、会社それぞれにいろんなやり方があると思いますが、そのあたりのアプローチはどのように考えているのでしょうか?

当然それぞれやり方が違いますし、必要な内容も違います。
A社が利用しているシステムを、事業内容や規模が違うB社に進めたとしても同じ結果が出るとは限りません。ただ、これも経験がなければその会社にあった業務改善のサービスを提案することができませんよね。だからこそ経理外注は大きな変化を生み出せる…そんな強みがあると思います。


次回、”vol.3 皆さんは専門家とどのように連携していますか??”
お楽しみに!