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【テキストデータ】応用情報技術者試験 令和6年度(2024年度) 春 午後 問2

「応用情報技術者試験 令和6年度(2024年度) 春 午後 問2」のテキストデータです。
テキストデータには「問題文(設問文含む)」「IPAからの解答例」「AIによる簡単な解説」が含まれます。
生成AIのプロンプトに入れて解説させる、などにご活用ください。

問2 物流業の事業計画に関する次の記述を読んで、設問に答えよ。

B社は、運送業務及び倉庫保管業務を受託する中規模の物流事業者である。従業員数は約100名で、関東甲信越エリアを中心に事業を行っており、高速道路や幹線道路へのアクセスの良い立地に複数の営業所と倉庫を構えている。さらに、地場のメーカーと販売店との間の配送などを中心に事業を行ってきたが、同業他社との競争が激しく、ここ数年は収益が悪化傾向にあり、このままでは経営が厳しくなる一方である。B社のC取締役は、この状況の打開に向けて、顧客への新たな価値の提供を目指すべく、経営企画部のD部長に事業計画の立案を指示した。

【B社の環境分析】

D部長は、自社の事業の置かれている状況を把握するために、環境分析を実施する必要があると考えた。環境分析には、自社を取り巻く経営環境のうち、自社以外の要因をマクロ的視点とミクロ的視点で分析する外部環境分析と、自社の経営資源に関する要因を分析し、自社の特徴を洗い出す内部環境分析がある。D部長は、経営企画部のE課長に、外部環境分析から実施するよう指示した。E課長は、まず、PEST分析を行い、PEST分析の結果としてB社の事業に影響する要因の概要を表1のように整理した。

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