リフォームとリノベーションは違うの?
最近、リノベーションという言葉、よく聞きますよね。
昔からあるリフォームとは何が違うのでしょうか?
【リノベーション】という言葉は、1993年くらいから登場
当初リノベーションという言葉は、店舗などの商業施設系で使われていました。
例えば、古いマンションをブティックに改装するとか、倉庫をレストランにするとか、今でいう、コンバージョンのような感じでしょうか。
本来の建物の使用目的から改装を経て、違う使用目的の建物にすることでした。
それが、通常の戸建て、マンションの住宅の全面改装を主に指すようになってきました。
住宅設備機器の入れ替えや配線、配管などの見えない部分の更新や断熱性能の向上、住む人に合わせての間取り変更など、壊れて修理•修繕するというより、生活者に合わせた大規模な改修工事を指すようになりました。
【リフォーム】という言葉は昔からあった!
1970年代からリフォームはありました。
それまで、地場の工務店やハウスメーカーなどが行っていた改修を、リフォームと呼ぶようになりました。
各ハウスメーカーで、リフォーム専門会社を作ったり、参入しやすい業界だったので、新規参入も多くあり、リフォーム・リモデルということばが一般的になりました。
このころのリフォームは、住み替えずに住宅設備の改善やクロス張替えなどの模様替えを行うような工事を指していました。
現在でも、大規模リフォームという言い方もします。
【リノベーション】と【リフォーム】の使い分け
1990年代半ばくらいから中古住宅を購入して、入居前に改修工事をするというワンストップサービスを提供するリノベーション会社が登場しました。
住まいは、新築だけでなく、中古を買ってリノベーションという考えが定着してきました。
最近では、リノベーション=住宅設備機器の交換のみならず、断熱・配管等のインフラの整備および住まい手の暮らし方を優先した大規模な改修工事のことを指しています。
現在お住まいの住戸のリノベーションでも基本的には、仮住まいして大規模に行うのがリノベーションです。
リフォームについては、住みながら、各箇所の経年劣化による交換工事を指すことが多いです。
給湯器交換や便器・洗面台・システムバスの交換など。
量販店での販売やネット販売を利用する方々も多くなってきました。
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