Pythonで特許マップを作成してみる#8
前回作成したクロス集計表をMatplotlibを使って、マップ化したいと思います。
が、Matplotlibは日本語に対応していないということがわかりました。そのまま使うと文字化けします(豆腐だらけとなります)。
そこで、日本語対応化する必要がありますが、書籍をみてもわかりませんでしたので、ネットで検索して対応法を見つけました(検索上位2,3のHPを見ればできると思います)。
日本語設定してマップを出力すると以下のようになります。
・出願人ごとのマップ
・出願年ごとのマップ
・FIごとのマップ
その他、折れ線グラフや円グラフも作成できるようですが、やめておきました。
特許マップを作ってみた感想としましては、まず、分析の目的無く特許マップをつくるのは、軸の取り方等、最終的なアウトプットをイメージできず、意外と難しいことがわかりました。
また、FIを横軸に並べたマップは、意味がわからなく、はたして使い物になるのか疑問が生じました。アウトプットは要改善と思われます。
最後に、特許マップをつくるのに、エクセルがよいかPythonがよいかですが、以下のように考えてみました。
1.特許マップを作る頻度が低い人
このような方は、日ごろから使い慣れたエクセルがよいと思います。エクセルはマウス等により感覚的に操作できる部分もありますので、たまにマップを作成する程度でしたらエクセルで十分と思います。
2.特許マップを作る頻度が高い人
このような方は、Pythonを使用するのがよいと思います。Pythonでは、マップの作製過程もプログラミングできますので、マップの作製工数を低減できると思います。すなわち業務効率化につながるかと思います。
特許マップを作るシリーズは今回で一区切りとなります。次回はブランドQFDづくりをやりたいと思います。