字書きあるあるネタ
タイピングしている時間よりも、調べ物をしている時間の方が長い。
その結果、他人に見せられない検索履歴が残ることになる。
漢字変換に出てこなくて、自分の覚え間違いor正式じゃない読み方で覚えてしまった、と思ったら、ネットで大手の辞書サービスを確認してみたら死語だった。
もしくは文語表現だった。
何だったら千年前ぐらいの古典表現だった。
近現代小説の表現ぐらいだったら、変換してくれてもいいのにと思う。
時代小説(和風、中華風のファンタジーでも起きる)を書いていて、辞書登録した単語がとんでもない箇所で変換候補に出て、一気に素に戻る。
シリアスがコメディを通り越してギャグになる文面になることも。
「抱く」「尊い」「艶やか」「泡沫」辺りはルビを振るか悩む。
かといって漢字を開きたくないというジレンマに陥る。
抱く 「だく」、「いだく」
尊い 「とうとい」、「たっとい」
艶やか 「つややか」、「あでやか」
泡沫 「ほうまつ」、「うたかた」
夜 「よる」、「よ」
音 「おと」、「ね」
なまじっか意味が通ってしまうので、困ったりする。
作者の思っている読み方じゃなくても、意味合いはほぼ変わらない。
趣味の世界だが、そこにこだわるのが字書きの性(さが)。
アナログでは書けない漢字をWEBでは漢字変換している。
二次創作で人物名や地名や団体名だったら諦めるしかない。
しかも機種依存文字だったりしたら、文字化けを起こしてしまうので、画像化するか、一言説明を入れる。
機種依存文字=JIS規格で定められた、第一水準、第二水準以外
ここでは拡張文字のことを指しています。
二次創作(※)でなくても、オリジナルでも出力できない漢字を固有名詞に使ってしまったため、画像化しました。
漢和辞典にはあった単語から選んだはずなんですけど、仕方がありません。
※『真・三國無双』は機種依存文字が多発する。
曹魏の本拠地になる『業β(ぎょう)』が出ないので、頭を抱えることに。
『程昱』さんも正式には、この漢字ではない。
しかも、その漢字を作った理由の史書のエピソードがきちんとあったりする。
オリジナルの現代ものでキャラクターを作る時、自分の本名や身近な人物の本名どころか、同音すら避けたくなる。
また二次創作と二足の草鞋を履いている場合は、創作活動している界隈から名前を借りてくることに激しく拒否反応が起きる。
今年の人気(『たまひよ』調べ)の男の子の名前に、「蓮」と「律」があったので露骨に避けた。