Nest Doorbell(電源直結型)の第2世代は2022年発売予定。2021年版とは違うやつだよ

さらに新しいスマートドアベルの発表が来ましたね。日本時間の今朝公開されたGoogle Nest Community でのGMからの投稿によれば、第2世代のNest Doorbell(電源直結型)の発売を2022年に予定しているとのこと。

これは2021年8月に日本でも発売されたNest Doorbell (Battery Type) とは別物で、家屋から供給される電源専用で稼働するタイプのものです。

現行のNest Doorbell (電源直結型)は、2021年8月まではNest Hello と呼ばれていました。そういう意味で来年発売予定のドアベルは、電源直結型であるNest Helloの正式な後継と言うこともできますね。

ところで、日本で2021年8月発売済みのNest Doorbell (Battery Type)も、家屋側にしかるべき設備があれば電源と直結できたはずなので、第2世代のNest Doorbell(電源直結型)と何が違うの? ということになると思います。

これは仕様が明らかになってみないと何とも言えませんが、多分以下の点に違いが出るのではないかなと個人的には予測します。(私はBattery Typeは持っていないので、そちら側の仕様には疎いと思います。)

・Nest Aware (Plus)による24時間録画対応(確定)

日本では、Googleからの初めてのドアベルということで、Battery Typeの使用感は総じてポジティブなレビューが多いように感じます。ところが、欧米では第1世代電源直結型から乗り換えたユーザーが多数いたため、『24時間録画ができないなんてありえない』と文句言うユーザーが多数排出されました。(買う前に調べとけ。) Google社は、Battery Typeは発熱の問題を起こすため24時間録画がむりぽと説明しています。なので2021年版は、人が通った、動物がいたなどのイベントをトリガーとして録画を始める方式なんですね。でも電源直結型なら発熱が多少改善されるので、24時間録画が可能となりますね。(でも発熱問題あるみたいですけどね。)

・Battery Typeに比べて、解像度が多少良くなる(○)

もともと第1世代電源直結型に比べると、Battery Typeは解像度を少し落としたんですね。なのでこれも移行ユーザーからは不満の一つとしてあげられていました。(あと脱線しますが、遠距離での出来事に対して、モーション検知が鈍いという不満も。)そういうわけで、2022年予定の第2世代電源直結型は少なくと第1世代電源直結型レベルの解像度に戻してくれる気がします。つまり、Battery Typeから見れば解像度が上がるということに。

ところでBattery Typeの解像度って、そんなにひどいの? > 欧米の皆さん。日本人は皆よろこんでる気がするけど。

・イベントの検知から発動までの時間が多少短くなる?(△)

検知から録画までに時間がかかりすぎるというのも、第1世代からの移行組から出ていた不満でした。もし本当に第1世代電源直結型よりも遅延するということなら、これもBattery Typeよりは早い動作が期待できることになりそうです。

ただ日本のBattery Typeユーザーからは遅延の不満をあまり見かけず、むしろ『激速』、『ほぼ同時』なんて書き込みを目にしますから、Battery Typeと第1世代電源直結型とで有意に検知から録画までの時間に差があるかどうかは疑わしいところですね。もしかして、欧米ユーザーはネット環境が貧弱だとか。

・その他

そのほか、第1世代電源直結型は、ズーム倍率が優れていたり、echo showと多少の連携ができたりします。Nest Awareのサブスクに入れば、話し声、犬の吠え声の警告もあります。これら既存機能がどこまで第2世代電源直結型で復活するのか、はたまた削除されたままなのか、興味深いところです。

・Google Homeアプリとだけ連動し、Nestアプリからは見れない

デメリットも考えられます。もともとGoogleに買収されたNestの製品だったため、第1世代電源直結型はNestアプリとGoogle Homeアプリの両方から操作ができました。というか、Nestアプリからでないとできない設定が今もって多数ある状態。

当然ですが、第2世代はHomeアプリ単独で動くようになるでしょうね。Nestアプリを使ってきた人からすれば、ユーザビリティが悪くなるだろうな。

・懸念点:電源が日本に対応するかどうか

ところが、そもそも第2世代電源直結型は日本で発売されるのか? という懸念があります。第1世代の電源直結型は、日本の電源には対応していなかったため、プロに工事してもらうか、変圧器を挟んでコンセントから電気を供給するという工夫をした一握りの人しか設置できなかったようです。(日本のチャイムって、コンセントから電源を取っていないのが大部分ですよね?)

2022年発売の第2世代電源直結型を、日本の家屋にも適合するかたちで発売する気がGoogleさんにあるかどうか。そこが気になるところです。

いずれにしても楽しみに待ちたいと思います。

今回の公式発表はこちら ↓

https://www.googlenestcommunity.com/t5/Blog/Message-from-our-GM-Updates-for-our-Nest-customers/ba-p/17122

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