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世界を幸せにするかもしれないビワの葉温圧治療(2)

おはようございます!気づくと9月ももう後半に入っていました。毎日一体何をしているのか、あっという間に時間が過ぎています。1年後の自分は今の自分を見てなんていうかな?

さて、先日に引き続きビワの葉温圧治療について書きます。

今度は左手が

中2の右手マヒから20数年が経ち、時は2009年1月。

12月に娘を出産したばかりの私の体調は最悪でした。元々アトピー体質だったのですが、臨月に入った頃から、顔と手がひりひりと痒くなりはじめ、指からは膿が出始めたのです。アトピーに関してはまたそのうち別記事にしようと思いますが、出産の喜びというよりも、ホルモンバランスは乱れ、これからこの顔と指をどうしようという不安の毎日でした。

また、慣れない抱っこと母乳で、左腕に負担がかかったのか、ある日左腕に違和感を覚え始めました。次第に左手に力が入らなくなり、またあの中2の時と同じようにマヒしてしまいました(+_+)。症状は全く同じでした。指が開かず、幽霊みたいにダランと垂れ下がった状態です。

ただ、その時の私は目に見える顔の赤みと腫れ、指の膿のほうが嫌で、左手に関してはしばらく放置。整形外科に行ったのはようやく顔と指の炎症が治ってきたその年の5月か6月でした。医師には、なんで痛みをおぼえてもすぐ来なかったのか?と訝しがられましたが、結局診断は20年前と同じ。

「手術をしても治る保証はありません。手術跡も残ります」

ということでした。

Mさんとの出会い

整形外科に行ったのはあくまで確認作業。私はビワの葉温圧治療師を探しました。当時夫の転勤で福井市に住んでいたので、市内にある自然食品のお店に電話をして、ビワの葉温圧について聞くと、同県大野市にMさんという方がおられますよ、と教えてくださいました。

Mさんを電話帳で調べ(電話帳!!)電話をかけ、事情を話しました。福井市には頻繁に行くので伺いますよ、と快く応じてくださいました。

前年結婚した私の夫は、民間療法についての知識も何もない所謂普通の人でしたが、私の話を信じてくれ、Mさんにも一緒に会うよと言ってくれました。

約束の日にいらしたMさんは初老の男性で、とても穏やかな方でした。中2の時にお世話になった伊藤さんとは違う流派のようで、少し進化した道具をお持ちでした。

伊藤さんは所謂古来の方式で昔から生活の中にあったであろうビワの葉、もぐさを使っていましたが、Mさんはもうちょっと商業化して現代風の道具をお使いで、ビワの葉そのものを使うのではなく、ビワの葉ローションを使う方法でした。ただ、基本は同じです。棒もぐさを器具で固定して、その中のコットンにビワの葉ローションを浸し、棒もぐさを熱して患部を温めるのです。

何はともあれ藁にも縋る思いです。1週間に1度の頻度で我が家での施術をお願いしました。お互いどこの誰かもわからない相手でしたが、夫と私はMさんを信じることにしたのです。

何度か来られるうちにMさんから提案があり、毎回数千円払うよりも、ビワの葉治療セットを買ってご自分でやったほうが結果的に得だし、他の症状にも使えますから、ということでした。決して安価ではありませんでしたが、有煙タイプのセットを購入し、自分で施術することにしました。

施術する箇所は違和感のあった左腕だけではなく、自分で気になるところを温めてください、と言われました。これは感覚の話になってくるので、戸惑いもありましたが、それまでMさんが施術してくれた時のことを思い出し、自分なりに始めました。

育児に追われていましたし、火を使うので、娘が寝た夜に夫に手伝ってもらいながらの温圧治療でした。

ちなみに、近所の整形外科のマッサージと電気治療も並行して行きました。これに関しては夫の意向がありました。決してビワの葉温圧治療を否定していたわけではありませんでしたが、「やれることは全部やろう」の主義でしたので。身寄りのない福井での孤独な子育て中、私も娘を連れて整形外科のマッサージ室に定期的に行くことで、受付の方と顔見知りになったり、行く場所があっただけでも少し救いでした。

そんな日々を過ごしておりましたが、9月か10月でしたか、ついに左指に感覚が戻ってきたのです!!!

やっぱり、という気持ちと奇跡だー!という気持ちが重なり、その喜びは本当に大きなものでした。完全に指が開くまでは気を緩めずに治療を続けましたが、どんどん指が動くようになったのです。

整形外科では首を傾げられました。

先生の顔は「電気治療で治るわけないのに」という表情でしたが、もちろんビワの葉温圧のことはナイショです。夫はこの時心から「ざまーみろ!」と思ったそうですが、今思い出しても本当に胸が熱くなります。

Mさんは何度もおっしゃっていました。

私が治しているのではなく、ビワの葉温圧によって身体の自然治癒力を高めているんですよ、と。

今ならその言葉の意味がしっかりとわかります。

人間はもともと自然治癒力を持っています。

風邪をひいたら数日ゆっくり休めば治るのです。現代生活では休めないから、すぐに薬を使って治そうとしますが、それは症状に蓋をするだけであって決して治しているわけではない、ということなのです。

後日談

その後久しぶりに何かの用事でMさんに電話をしたことがありました。なんとMさんはその数か月前に末期の肺がんと宣告されたのですが、ビワの葉温圧で治しましたと仰ったのです。確か余命3か月と言われたようなのですが、毎日ご自分で温圧治療をしたら、ガンが消えたそうで、Mさんご本人もびっくりしていました。奇跡ですね。

Mさんは、この仕事をしていると、高い治療で本当に治るのか?とか、インチキではないか?と批判されることも多いと言っておりました。

確かに健康保険でまかなえない高額な治療という見方もあるでしょうが、私は全くそう思いません。毎月支払う健康保険料を足していくと一体いくら我々は国に支払っているのでしょうか。そして中国人のただ乗り医療ツーリズムに使われてきたのではないですか?

あ、また話がそれました。

今では年賀状のやり取りだけになってしまいましたが、Mさんにまたお会いできたらいいなあと思っています。

長文になりましたが、お読みいただき、ありがとうございました。



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