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はじめてのGTM(非エンジニア向け)

この記事は、Ateam LifeDesign Advent Calendar 2024の2日目記事です🎄

昨年のアドカレ以来の記事になってしまいました😥

はじめに

こんにちは!

私はweb広告の運用を行なっているのですが、web広告の運用やサイト運営に欠かせないツールとして、GTM(Googleタグマネージャー)というものがあります。
個人的に、2024年はこれまでよりも沢山GTMを触った1年でしたので、今回はGTMについて簡単にまとめていこうと思います✊


この記事では、GTMの基本的な概念や、活用方法について記載しています。
具体的な設定方法等には記載しておりませんのでご認識のほどお願いいたします🙇🏻


GTMとは?

GTMとは、ウェブサイトやアプリに埋め込む計測タグを一元管理できる、タグ管理ツールです。

つまりどういうこと?😟

GTMは、例えばこんな時に便利です💡

  • ページを閲覧した人数を知りたい

  • この広告から何人が商品を買ったかを知りたい

  • このボタンが何回クリックされたかを知りたい

これらのデータは、web広告の運用やサイトの運営をするにあたって必要不可欠であり、「タグ(計測コード)」というものをサイトに埋め込んで計測しています

従来は、これらのタグは対象となるページのHTML上に直接埋め込む必要がありました。

【HTMLとは?】
HTMLは、 「ウェブページの設計図」 のようなものです。
・私たちが普段見るウェブサイトは、 「HTML」という言語で作られています。
・このHTMLを使って、「このページには見出しがあって、ここに写真があって、ここにボタンがあるよ」という指示をしているんですね。

HTMLの例(赤枠部分)

各サイトの各ページにこのHTMLが存在しており、従来はこれら一つ一つにタグを設置していかなければなりませんでした。
それだと、手間も多く、HTMLの知識も必要であり、対応できる人も限られてしまいます。

それを解消するのがGTMです✊

GTMでは必要なタグを一つ一つHTMLに設置するのではなく、GTMのツール内で一元管理することができます。
新しいタグを設置したり、既存のタグを修正したいときも、対象のページのHTMLを触る必要はなく、GTM内を触るだけで完結します。


GTMのメリット

ここまで、GTMがツール上でタグを一元管理できるものだと記載しました。
では、それにより、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか?

メリット①:簡単に設定・管理できる

先ほどお話しした部分ですね。
タグをツール上の画面を操作することにより設定できるため、コーディングの知識がなくても大丈夫です。

メリット②:複数のタグの一元管理が可能

(これも先ほどの内容と重複しますね)
タグには、Google AdsやFacebook Pixelなど、複数のツールのタグが存在するのですが、それらをまとめて管理することが可能です。
便利!

メリット③:スピードアップ

一つ一つのHTMLを編集する必要がないため、新しいタグの追加や変更を迅速に行え、施策のスピード感を高めることができます。


メリット④:エンジニアリソースの節約

GTMはHTMLやコーディングの知識がなくても設定が可能なため、非エンジニアでも比較的操作が簡単です。
従って、タグの設定周りのエンジニアの工数を軽減することができます。



Web広告でGTMをどう活用するのか

これらのGTMはweb広告でどのように活用するのでしょうか?
具体的なシーンを挙げながら記載していきます。

①コンバージョンの計測

とっても大事なところです🔥
コンバージョンとは、Webサイト上の最終的な成果となる指標です。

コンバージョンの具体的な例って?😟
オンラインショップ なら、「商品を購入すること」。
お問い合わせフォーム なら、「フォームの送信」。
アプリの広告 なら、「アプリのダウンロード」。

web広告では、それぞれの媒体のそれぞれの広告から、どれくらいコンバージョンが発生したかを計測しており、計測したデータを元に配信が広がっていきます。
通常、そのコンバージョンを計測しているものがGTMです。

GTMでコンバージョンを設定していないと、広告の管理画面側にコンバージョンのデータが入ってこなく、うまく広告配信が出来なくなってしまいます😰

②リマーケティングタグの設置

リマーケティング広告とは、すでにサイトを訪れたことがあるユーザーをターゲットとして追跡して広告を表示する手法です。

具体的には…?🧐
あるメーカーのカメラのHPを見てたら、インスタのストーリーにそのカメラの広告が表示される
  など

今の私です🙂‍↕️

GTMで、一度サイトを訪れた人を計測してリスト化し、そのユーザーたちに配信するように広告の設定をすることにより、リマーケティング広告が配信されます。

「サイトに訪れた人」という粒度ではなく、「このサイトのこのボタンをクリックした人」を計測して、それらの人々に対して広告を配信することも可能です🏋🏻


③ユーザー行動の分析

GTMでは、ユーザーの細かな行動を計測する設定も可能です。
• ボタンのクリック数
• ページのスクロール率
• 動画の再生回数

これにより、ユーザー行動や各広告の成果を分析することにより、広告効果の改善につなげることが可能です。


その他にも、用途に合わせていろいろな活用方法があります!

私は今年、コンバージョンAPIの設定周りで沢山GTMを触りました。
コンバージョンAPIについては別の機会に記載します🕺🏻


まとめ

ここまで記載した内容をまとめていきます📝

  • GTMとは
    広告やアクセス解析のタグを一元管理できるツール

  • メリット
    ①設定、管理が簡単
    ②複数のタグをまとめて管理できる
    ③スピードアップ
    ④エンジニアの負担削減

  • web広告における活用方法
    ①コンバージョンの計測
    ②リマーケティング広告の配信
    ③ユーザー行動の分析


さいごに

GTMは、Web広告運用の強力なパートナーです。

タグの追加や変更を簡単に行えることで、広告運用やデータ分析のスピードが向上するだけでなく、マーケティング施策を柔軟に実施することが可能になります。

まだ苦手な部分もありますが、これからも沢山活用していきたいと思います🔥

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