【大学生へ】今こそ、休学しよう
(※この記事は全て無料で読めます。)
これはピンチでも、諦めなければならないことでもない。
あなたにとって、絶好のチャンスが来ている。
僕はそう思う。
新型コロナウイルスの影響により、僕たちの生活は大きく変わってしまった。
オフラインからオンラインへ。
現金からキャッシュレスへ。
アウトドアからインドアへ。
公共交通機関から徒歩・自転車へ。
飲食店からUber Eatsへ。
きっともう、これまでの日常に戻ることはない。これは不可逆な変化だと思う。
なぜなら、これらは多くが「合理的な」変化だからだ。
通学・出勤ではなくリモートであれば、移動時間がなくなり可処分時間が増える。
現金ではなくキャッシュレスに移行すれば、お金を下ろす手間やお金を数える手間がなくなる。
満員電車になんて、本当は誰も乗りたくなかった。
しかし、このような不可逆な変化に、デジタル化が遅れに遅れていた日本は対応しきれていない。
特に大学や行政はそうだ。
あなたもきっと、大学に大きな不満を持っている。
なぜ私は、大学に来て学ぼうと思ったんだ・・・?
なぜこの惨状に、50万/100万円という大金を投下しているんだ・・・?
であれば、投下しなければいい。実は、投下しないという選択を取ることができる。
それが、「休学」という選択肢である。
今回はこの、休学について掘り下げていきたい。
きっと、今大学に不満を持っているあなたの選択の一助になると思う。
自己紹介
僕は、同志社大学を休学している大島伊織と言います。
大学4年生になる前に休学し、今は休学2年目。
何をしているかというと、主に長期インターンシップに参加している。
長期インターンシップとは、半年や1年など長期に渡って、会社の中で働くことである。
簡単にいうと、裁量権のあるアルバイトみたいな感じ。
アルバイトはマニュアルやオペレーションに沿って働くことが多いが、長期インターンシップはそうではない事が多い。
自分でそのマニュアルを書いたり、そのオペレーションを改善したりする仕事が多いと思う。
詳しくは、こちらの記事を読んでみて欲しい。
休学とは何か
休学とは、「大学に籍を置いたまま、大学の講義を履修しない期間」のことである。
ポイントは、「大学に籍がある」ということである。ここが退学とは大きく異なる。
学生という籍を残すことができるため、身分は学生のままである。
そのため、身分証明に困らないし、大学の施設を用いることもできる。周囲にも、「◯◯大学に所属しています。」と堂々と説明できる。
しかし、退学してしまうとそうは行かない。
身分はフリーターになってしまうし、もちろん大学の施設の利用なんて出来ない。お得な学割ももうないし、周囲の目線もそれ相応のものになる。
(他にも、海外ビザが取れる取れないなど、色んな意味で大卒はお得。)
つまり、リスクが明らかに違うのだ。
もちろん、リスクを取れる人はこんなにつまらない大学なんて辞めてしまっていいかもしれない。
しかし、多くの人にとってそんなリスクは取れないと思う。
そんなあなたにとって、休学は非常にコストパフォーマンスの高い選択だと思う。
ネックがあるとすれば、休学するには、国立だと無料だが、私立だと年10万〜必要になる。
ただ、少なくとも年間100万払うよりはマシな選択になるとは思う。
月1~2万のサブスクリプションだと思えば、高すぎるとは思わない。
詳しくは、「所属大学名 休学」でググって、教務課に突撃するのがベスト。
教務課に突撃すれば、休学申請書がもらえる。それを記入して提出し、お金を払えば完了。手続き自体はそんなに難しくない。
ただし、親の承諾が必要になるため、ここに関しては後ろで説明する。
なぜ休学すべきなのか
ここから本題。
さて、なぜ今このタイミングで休学すべきなのか。なぜ今はピンチではなくチャンスなのか。
理由は2つある。
1つは、大学のオンライン講義の体制が全く整っていないから、である。今、という文脈だとこれが全てかもしれない。
現在の大学は、あまりに酷すぎる。どう考えても年100万を払う価値は無いだろう。
オンライン講義に対応する気のない教授や事務、質の低いリモート講義。
友だちに困ったことを相談することも出来ない。
大学の施設もろくに利用できない。
サークルや部活もできない。
講義のみならず、その環境もひどいので、本当にどうしようもない。
どうせコロナウイルスなんてなくとも、大学に100万を払う価値はない、という話は置いておいたとしても、それでも酷すぎると思う。
リモート講義の満足度が高い!なんていう評価が周囲にあるだろうか。いや、ほとんどない。
一部の学生は、学費の減免や返還を求めるほどだ。それも当然だろう。
これが上手くいくいかないはさておき、確実に言えるのは、今の大学に投資してはいけない。ということである。
どう考えても、過去の100万の価値と今の100万の価値が不釣り合いだからだ。
であれば、休学してしまって最低限籍だけ置いておく。
そして、リモート講義の体制が整った1年後くらいのタイミングで、講義に戻るのがちょうどいいんじゃないか、と僕は思う。
2つ目に、 学業以外のことに熱中できるから、である。
休学すると、講義を受けなくて良くなる。つまり、大学生でありながら、学生の本分を失うのだ。
するとどうなるか?
めちゃくちゃ時間ができる。恐ろしいほど暇になる。
問題は、この時間をどう使うか?ということだ。
僕はぜひ、この時間を使って「何か1つのことに没頭」することをオススメする。
たくさんのことを薄く広くやるのも良い。暇な今しか出来ないから。
ただ、その上で1つを選んで、没頭することが大切だと思う。
僕はその没頭を、長期インターンシップに充てた。記事を読んで頂ければ分かると思うが、大学生という身分で相当に濃い経験ができた。
その経験を、市場も評価してくれている。22卒向けの夏のインターンシップでは、LINEとソフトバンクの2社に参加することが決まっている。
つまり、何かに没頭した経験があれば、就活で非常に優位に立てるということである。
その没頭は、おそらくなんでも良いと思う。
推しを死ぬ気でおっかけてNo.1のファンになるのもいいし、Twitterやインスタを頑張ってファンを獲得するのも良い。
僕のように会社でインターンするのもいいし、流行りのプログラミングやWebデザインをやるのも良いと思う。
いずれにしても、没頭した経験は自分の大きな糧になり、自分の血肉になり、自分の言葉でその経験を語れるようになる。
そうすれば、特に困ることは無いと思う。僕は、ひたすら何かをやって、それを言葉にしたら、勝手に評価されていた。そんな感覚にある。
野球選手のイチローは、本を読まないらしい。彼は、自分の経験から来る言葉や、感じたことでしか語らない。だから彼の発言には相当な深みがあるし、聴いている人、見ている人を感動させる。
もちろん僕はイチローでは無いのだけれど、彼が言いたいことは理解できる。
経験に勝るインプットは、無いんだと思う。そして経験から来る感覚や言葉は、自分の血肉になり、人を魅了するのではないか。
この2つの理由から、休学するのが十分合理的な選択たりうると思う。
中途半端な講義を受けて、中途半端な大学生活を送るのか?
一旦大学から離れて、何かに没頭し経験を積むのか?
休学は10月からでもできる。一度立ち止まって、考えてみるといいかもしれない。
休学の懸念と解決策
ここでは、少し休学ありかも?と思っているあなたに対して、よく言われている懸念とその解決策を提示したい。
正直、こんなのは懸念でも何でも無いのだが、周囲からおそらく色々言われるので、その対策として事前に知っておくと良いと思う。
僕が思うに、主な懸念は3つある。
まず、親。
親を説得しないといけない。なぜなら、休学には親の同意が必要だからである。
これがおそらく、最もネックになることだと思う。
しかし、ここまで読んで頂けたならもうお分かりと思う。
在学するという選択肢と、休学するという選択肢、どちらがあなたにとって適切なのか。どちらが合理的な選択たりうるのか。
確かに、休学するのは全大学生のうち数%なので、レールから外れる選択を取ることに対して、親は不安に思うだろう。
そのため、その不安を解消することをまず考えれば良いと思う。
親は何が不安で、あなたがどうあれば問題ないのか。それを丁寧に説明するのがまずやること。
重ねて、あなたがこの休学期間でやりたいことを明確化しておくと良いと思う。
確定でなくてもいい。もちろん変わってOK。
プログラミングをやってサービスを作るんだ!
会社に入ってインターンするんだ!
NPOに入って活動するんだ!
被災地に行ってボランティアをするんだ!
ライバーとして人気になるんだ!
食レポしまくってメディア運営するんだ!
何かしら、何かやりたいことがあって、そのために休学するんだ、という論理を組んでおくと良いと思う。
そうすれば親も、子供がなにか頑張りたいことに関しては、応援したいと思うのが摂理だと思う。
きっと、あなたの想いが伝われば、すんなりOKが出るはず。
親をクリアすればほぼOKだが、一応あと2つ説明しておく。
次に、友だち。
友だちと1年ずれるじゃん!卒業一緒にしたい!というものだ。
僕はこれについて何ら問題に思わない。1年ずれた社会人の友だちとは普通に遊んでいるし、通話もよくする。
1年ずれたなら、新たな友だちを作ればいい。それこそ今から頑張る場所で、新たな出会いを見つければいい。
それだけのことだと思う。
最後に、就活。
1年のずれが就活に影響するぞ〜〜〜というものである。
これは2年休学している僕が実績をもって否定しているため、割愛する。
そもそも、浪人が当たり前のこの時代に、1年どうこうのズレなんて誤差でしかない。
人事の方が見ているのはそこではない。
「この人はどんな人なのか?うちの会社に合っているのか?うちでパフォーマンスを発揮できそうか?」
これらは全て、没頭した経験さえあれば、人事の方に十分伝えられるので、何ら心配はない。
むしろ、中途半端に在学してしまって、中途半端なガクチカ(学生時代に力を入れたこと。就活でよく聞かれる)が出来上がる方が問題だと思う。
さあ、休学しよう
ここまで読んで頂けたあなたは、きっと休学について興味を持っていると思う。
まずやるべきは、休学費用と休学申請時期の確認。
「所属大学名 休学」でググれば出てくるはず。あとは教務課に突然する。
そして親に、「コロナの影響でこういうことを少し考えている。」と伝えることから始めると良いと思う。
突然休学と来るとびっくりするので、「あ、そゆこと考えてるのね〜」と理解しておいてもらったほうが良いと思う。
改めて伝えたい。
この状況は、ピンチではなく、チャンスである。
中途半端に在学した同期。
大学に見切りをつけて、行動した私。
1年後に力をつけているのは、同期だろうか、私だろうか。
人生100年時代、1年なんて誤差である。
だからこそ、この新型コロナウイルスをチャンスと捉え、一歩を踏み出してみてはどうだろうか。
こんなにノーリスク・ハイリターンな選択肢は他に無いと思う。
もし休学するにあたり、不安なことや相談したいことがあれば、@ioriri1212 までDMやメンション頂けると!
僕は2年休学しているので、何かしら力になれるかな、と思います。
あなたにとって実りのある大学生活になりますように!
ここまでお読みいただいて、ありがとうございました☺
2022年6月追記
大学を卒業した後、追加でnoteを書いてみました。
このnoteで温まった脳を一度冷静にするようなイメージで、一度見て頂けると嬉しいです。
ここから先は
¥ 150
サポート頂きありがとうございます😭 お金は全て日々の牛丼に使用させて頂きます。僕に明日の活力をください。