
クラフトビールのデザインがめちゃ良いので紹介したい。 - その2
前置き
前回の記事からだいぶ間が空きました。
飲んだクラフトビールの数も200から300になっていました。
そうです。私は記事を更新せず、ただひたすら飲んでいました。
こちらは昨年からクラフトビールにどっぷりハマった私がクラフトビールのラベルデザインの良さを紹介するnoteです。
前回のその1の記事はこちら。
クラフトビールがどのような物なのかはその1に書いてあるので、よろしければそちらをご覧ください。
今回はたまに輸入されたり、輸入自体がとても希少な海外のクラフトビールを紹介したいと思います。
Hudson Valley Brewery
まずはハドソンバレーブルワリー。
クラフトビール好きな方はこのブルワリーを聞いて頷いているに違いありません。
比較的新しく創業されたブルワリーで、ニューヨークのビーコンを拠点としたブルワリーです。
特徴はサワーIPAと呼ばれる、ホップの香りと味が強いIPA* にさらにサワーエール* の酸味を融合させた、とても独自性の高いビールを醸造しています。
私はまだ一度しか飲んだことが無いのですが、今一番飲みたいブルワリーでもあります。
IPA: 通常のビールよりもホップを使用し、ホップの香りと味を高めたビールのこと。このIPAの中にまた色んな種類があったりします。
サワーエール: 酵母や菌を使用して作った酸っぱいビールのこと。
フルーツを使用していることがよくあり、ラズベリーやマンゴーなど色んな酸っぱいビールがあります。夏に飲むとより美味しいです。
ここのビールは本当に他のビールと味が違っており、どこのビールにも似ていない、とても複雑で形容し難い味がします。そしてめちゃくちゃにウマい。本当にウマい。飲んでみないと分からないと思うのですが、
個人的には今まで飲んだ中で一番ヤバいブルワリーです。
ここのラベルデザインはなんといっても、
美しい。本当に美しい。
ここのブルワリーのデザインはめちゃくちゃに良いです。
この同じ形が繰り返される再起図形と、自然なモチーフを柔らかいタッチで描いているイラストレーションの組み合わせがとても良いです。
イラストレーターはEvan M. Cohen氏。彼のInstagramではブルワリー以外のプライベートワークも見ることが出来ます。
良いなぁ。色も形も世界観も本当に良いです。
個人的にこういった超自然的なイラストレーションはとても好みです。
このブルワリーのビールは日本に輸入されることが稀で、輸入されても一瞬で無くなることが多く、とても貴重なビールだったりします。
もし日本で見つけたら次に出会える機会がなかなか無いビールなので、もし見つけたら飲んでおいた方が良いです。
それぞれのInstagramです。 👀
Hudson Valley Brewery
Evan M. Cohen
Grimm Artisanal Ales
グリムは2013年に創業したブルワリーです。
最初の5年間は他の醸造所を借りてビールを製造しており、2018年からニューヨークのブルックリンに醸造所を持ちました。
GRIMMもIPAやフルーツを加えたサワーエールなど個性のあるビール作っています。
余談ですが、自前の醸造所を持たず、ほかの醸造所に委託してビールを作ってもらうブルワリーをファントムブルワリーといいます。
自分で醸造所を持っていなくてもレシピさえ持っていればビールを作れるなんて面白いですよね。
バチバチした色と手書きのイラストレーションが良い!
グリムは毎回ラベルが個性的で、ハンドドローイングのロゴととてもマッチしています。
ビール名の位置をとくに固定しているわけでもなく、全体のイラストレーションの中に溶け込むような形で配置されているのが面白いです。
日本にはたまに入荷されますが、お値段は通常のビールより高いクラフトビールの中でも更に少し高め。だいたい1,500円くらいするので狼狽しますが、見えていないフリをして私はたまに買います。
ブルワリーのInstagramはこちら。 👀
Grimm Artisanal Ales
WYLAM BREWERY
ワイラムブルワリーは2000年に創業したイングランドのニューカッスルを拠点としたブルワリーです。
こちらのブルワリーはとても面白いところに醸造所があり、公園内の美術館として建てられた建物をそのまま醸造所として使用しています。
なので公園の中にビール工場があります!
これがブルワリー。ここでビールが飲めます。公園の中にあります。
木々に囲まれた中、目の前に綺麗な池があって、そこで旨いビールが飲める。。最高ですね。
カッケェ...。
ラベルのデザインはどっしり締まりのある感じ。
全面にプリントされたそれぞれのグラフィックの上に同じネームタグを使用することで、ブランドの統一感を図るグラフィックになっています。
ビール自体もヘイジーIPA* などホップをふんだんに使用したどっしり濃いめなビールが多い印象です。
ヘイジーIPA: New England IPAの俗称。
ヘイジーは濁っているという意味で、黄色く濁ってグラスの向こうが見えないようなビールのことを総じてそう呼びます。トロピカルな味で苦みの少ないものが多く、ホップジュースと評される濃い味の物もあります。
ホップジュース系はホップの味と香りが濃いので、飲んだ直後に息をするだけで美味しさを感じることが出来ます。もうめちゃウマです。
ブルワリーのInstagramはこちら。 👀
WYLAM BREWERY
Left Handed Giant
レフトハンデッドジャイアントは2017年に創業したイングランドのブリストルに拠点を置くブルワリーです。
こちらのブルワリーも濃いめなヘイジーIPAやDIPA* チョコレートやバニラを使ったインペルアルスタウト* などをよく作っています。
DIPA: ダブルIPAの略称。IPAと呼ばれるホップをたくさん使用したビールよりも更に2倍のホップを使用したIPAのこと。
ダブルIPAあたりからホップの使用量が多いので濁り始めて色がヘイジーになることが多いです。実はさらにその上の3倍のトリプルIPAや、4倍のクアドラプルIPAなどもあります。
インペリアルスタウト: IPAのようにより濃く、アルコール度数を高くしたスタウト(黒いビール)のこと。
海外のインペリアルスタウトはバニラやチョコレート、ナッツなどを使用していることが多いです。更に甘く濃くしたペイストリースタウトと呼ばれる焼き菓子の味がするスタウトもあったりします。
ペイストリースタウトは本当にあまあまでアルコール度数も高いので、脳みそを殴られるような味がします。冬におすすめです。
良いイラストレーションとカラーリングですねぇ...。
こちらのブルワリーのラベルは文字情報が無く全面をイラストレーションにしていることが多く、そのイラストレーションによってビールの味やブルワリーの世界観を伝えていることが多いです。
デザイン及びイラストレーションは同じくブリストルを拠点とするイラストレーターのJames Yeo氏が担当しています。
丸い顔が特徴的な人のイラストレーションとカラフルな色、その上に乗るテクスチャのタッチがとても良いです。
それぞれのInstagramです。 👀
Left Handed Giant
James Yeo
今回は以上です!
アレコレ書いていたら長くなってしまったので、計3回にわたって紹介しようと思っています。
次回は日本のブルワリーとを紹介したいと思います!✨😇
次回その3はコチラ。