「自分のすきなことがわからない」原因と心理|おすすめ本も紹介
あなたは自分の「すき」が何か、すぐに答えられますか?
フリーランスとして「すき」を武器にする大切さを知りながらも、私にはそれが全く見えませんでした。
すきを発信するってなに。自分のすきがわからない。
すきってなんなのよ!わたしにはすきがない。
noteに書くことないんですけど…。
と、荒んだ心に光が差し込んだのは、一冊の本がきっかけでした。
フリーランスの「すきなことが見つからない」は致命傷
フリーランスにとって「自分のすきなことがわからない」という状態は、無限大にある選択肢を前に、どれを選べばいいかわからず途方に暮れることだと思う。
わたしが会社員を辞めて、フリーランスになると決めたとき。
すきなことは全然見えていなかったけど「嫌いなこと・苦手なこと」は、明確だった。
たとえば、わたしの嫌いなこと・苦手なこと。
会社という空間
毎日いろんな人と雑談すること
事務作業
家族との時間が取れないこと
興味がない長い話
女性の集団
などなど。
「苦手」というジャンルは、しっかりと自分でも把握できていた。というか、苦手を避けるように生きてきたという感じかもしれない。
だからこそ、困るのがすきなことを追求する質問だった。
趣味は? → ええっと、ないです。
休みの日は何してるの? → ええっと、寝てます。
何してるのがすきなの? →ええっと、なんでしょうね?
スポーツは何するの? →あ、スポーツしたことありません…
得意なことはなんですか? → むしろ教えて欲しいくらいです…
文章に起こしてみると、全然話が盛り上がらない人すぎる。笑
でも、それくらい、自分のすきなことがわからない状態だった。
すきなことを聞かれるたびに、答えられない自分にストレスを感じる一方で、無神経に聞かないでほしい!と心の中で叫んでいた。
第一の壁「Web制作の挫折」
フリーランスになって第一の壁は、Web制作を挫折したこと。
壁にぶち当たった原因は、Web制作フリーランスを目指した理由にあったと思う。
月収100万円稼ぎたい → 低収入が嫌
答えが必ずある → 答えがないことが苦手
参入障壁が高い → ライバルの多さにハラハラしたくない
などなど。
やりたくないことを排除して考えた結果、
「Web制作が、自分に合っていそう」と感じ、決断した経緯があった。
しかし、自分に合ってそうだと判断して始めたWeb制作は、挫折した。
挫折したからといって、会社員には戻りたくなかったから
未経験から身につけられそうなスキルで、やりたくないことを避けられる仕事とは?と考えた。
でも、答えは出なかった。
一度失敗していた経験から、
知識もないのに、正しい情報を精査するなんて無理ゲーすぎる…って悟ったような気持ちが強かったかも。
ここで、すきなことがある人なら
「じゃあ、次はすきなことをやろう!」
と思うのかもしれないけど、すきなことがないわたしには、どうすればいいかわからず途方に暮れるしかなかった。
ちなみに、余談。
Web制作者でも単価が安い人もいるし、答えなんかまじで全然ないし、参入障壁も下がってるし、なんならAI君も出てきてるしで。
リサーチが甘すぎて、わたしがWeb制作を目指した理由は嘘っぱちすぎるので信じないでください。笑
第二の壁「SNSの発信」
Web制作を挫折したあと、紆余曲折ありながらも始めたWebライターがハマって、今に至っている。
そこで、第二の壁となって立ちはだかったのが「SNSの発信」だ。
noteもそうだけど、まじで何書いていいかわからん問題。
すきなこと書けばいいっていうけどさ、そのすきなことがわからんのじゃーい!って、何度ひとりで暴れ狂ったのかわからない。
でも、フリーランスとして活動していくなら、自分の得意とすきを明確にして、周りに知ってもらうって本当に大事なのは理解していた。
だって、フリーランスなんて星の数ほどいるわけだし。
そんな中で、クライアントが「あなたは〇〇が苦手そうなので、ぜひうちの大事な案件をお願いしたいです!」と言うわけがない。
実際、こんなネガティブすぎる選択をするクライアントは、今までいなかった。
「すき」の重要性を感じるからこそ、苦しくて、すきなことがわからない自分にイライラもした。
なんで、自分のすきなことすらわからないのか。
すきってなんなのよ!
すきなことは得意じゃなくていい
「すき」に翻弄されて悩んでいたとき、なんとなく出会った本がドンピシャだった。
はあちゅう『「自分」を仕事にする生き方』
わたしがすきなことを見つけられない理由。それは、
人と比べて自分なんて…と思ってしまう。今から極めるのは無理かも…とすぐ諦めてしまう。
これに尽きるなと思う。
たとえば、Webライターの発信でもそう。
わたしは文章を書くのがたのしい。
でも、世の中にはすごい経歴のライターさんが山ほどいる。
自分の書く文章なんて、すごい経歴の人たちから見たらゴミなんだろうなぁ。
わたしの体験なんて、もしかしたら間違ってるかもしれないし、もっと有益なこと世の中にいっぱいあるよなぁ。
こんな風に、誰かと比べて落ち込んで、今からすきを極めたって遅いよね。と、すきになることを放棄し続けてきたから、わたしはすきなことがわからないのだと悟った。
誰かと比べると自信が萎んでしまう。
だから、人と自分を比べない。自分の純粋なすきな気持ちだけに注目して、些細なすきを守り切る勇気が必要だと感じた。
すきなことって、それだけで見つかることだった。
自己肯定感が低いと「すき」を見失う
はあちゅうさんの本は、手に取ったばかりで、実は、まだ完読していません。それでも、すでに自分のすきなことがいくつか見えてきた。
そして、すきを、得意に変えられるくらいの時間をかけて大切にしてみようと、わくわくしている。
結局「すきなことがわからない」という原因も心理も、自分への自信のなさからくるものだった。
自信のなさと同時に、自分のことを大切にしない思考回路の結晶が「すきなことがわからない」なのかなと感じている。
昔だったら、「そんなことわからない自分が情けない。恥ずかしい。」って、ネガティブに受け止めていた気がするんですが、今は、「ただ考え方を知らなかっただけ。知った今は、いい未来しかない。」と感じている。
どうか、知らない自分を責めないでほしい。
知ったら、きっと未来が変わるはず。
だから、学んで、行動して、自分の理想を自分の理想をつかみとっていきましょう。
今日も読んでいただきありがとうございました。
それでは、また。